少し変わった明治村の楽しみ方は?

ステンドグラス住まいのメンテナンス

昔から愛知県にある明治村が大好きです。

明治の職人たちの建物に対する情熱を感じることができるから。

そんな明治村に、先日、5、6年ぶりに行ってまいりました。

ステンドグラス

 

明治村の楽しみ方

明治村の楽しみ方はいろいろありますが、「博物館」なので、

社会見学的に建物や展示物をじっくり見て回るのが王道です。

ただ、それだと、子供たちは楽しくありませんので、

いろいろな工夫を凝らしてあります。

 

そこで、まずは、一般的な楽しみ方をお話します。

 

謎解きゲームに参加する

明治村には、「リアルな謎解きゲーム」がありますので、

これを行うと、建物にとんと興味のない子供たちでも、お宝さがし気分で楽しめるはずです。

とにかく、明治村のすごさは、園内がめちゃくちゃ広い!ってところ。

だから、謎を解くためには、

いろんな建物を回らなきゃいけなくなるので、相当、歩き回らなければなりません。

 

私は昔、この謎解きを全コース制覇することを、毎年の宿題のようにしていたのですが、

さすがに、子供も大きくなったし、私達も年を取ったし、夏は暑いしで、

今回は、謎解きゲームには参加せず、のんびり、村内を回るだけにしました。

 

買い食いする

明治村には、屋台がいくつかあって、明治村お決まりの食べ物が結構あります。

きちんとしたレストランやお店で食べるのもいいですが、

  1. 「コロツケ」(コロッケじゃないんだよ)
  2. 「カレーパン」
  3. 「小倉ドッグ」

この3つは、

  1. 5丁目の帝国ホテル前
  2. 2丁目の札幌電話交換局前
  3. 1丁目の大井牛肉店のそば

のテントで売っていますので、ぜひ、食べておきたい「おやつ」です。

 

おみやげを見る

せっかく明治村に来たなら、何かおみやげは欲しいですよね?

で、私が必ず見るのが、

  1. 4丁目品川硝子製造所の、ガラスショップ
  2. 4丁目歩兵第六聯隊兵舎内の、和小物雑貨店
  3. 5丁目SL東京駅売店

この3つのお店です。

ついでですが、

2番の歩兵第六聯隊兵舎内には、射的場とかもあるので子供たちは喜びます。

 

ちょっとマニアックな楽しみ方

以上が、まぁ、よくある明治村の楽しみ方です。

ここからは、ちょっとマニアックな明治村の楽しみ方をお話します。

 

建物をしっかり見る

明治村は、博物館ですので、一般的な人が楽しめるように、

建物内には、明治時代の様々な展示物が置いてあります。

建物内を歩きながら、それらを見る。

これが、普通の楽しみ方です。

 

が。

できれば、建物の前でピース写真を撮る前に、

建物の外観をしっかりと眺めてみて欲しいんです。

細部にまでいきわたった、デザイン性、計算され尽くした美しさは、

帝国ホテルに限らず、どの建物も本当に素晴らしいですから。

 

明治村の楽しみ方

今、直している最中の宇治山田郵便局。いろいろな部分にアールが使ってあってオシャレです。

 

そして、何より!建物内に入ったなら、上を見あげてみてください。

明治村に移築された建物の多くは、その当時、莫大なお金をかけて作られた建物です。

つまり、庶民の私達には絶対に見ることができない建物なんです。

そして、そういう家はね。

上を見上げてみると良くわかります。

そう。天井を見るんです。

今のあなたが住む家の天井と、どれぐらい違うのか?

比べてみるのも楽しいと思います。

 

西洋と和の違いを見る

実は今回、5、6年ぶりに明治村に行って、私、気づいたことがありました。

コロナのせいもあるのでしょう。

建物の外観がひどく傷み始めているんです。

 

もちろん、すべての建物がそうだというわけではありません。

その建物が建つ場所の環境次第ってこともあるとは思いますが、

傷んでいる!と思う建物と、

あれ?ぜんぜん、大丈夫!と思う建物を、単純に比べてみると面白いと思います。

 

特に、これから家を建てようか?と考えている人には、

明治村の建物が、意外にも大きなヒントになるのではないでしょうか?

 

これは、あくまでも建築屋としての視点なので、
ザビエル天主堂などの特殊な建物は比較の対象にはせず、あくまでも、住居として使われていた建物だけを比較しています。

 

今回、私が見た限りにおいては、

一番、外観が傷んでいるのが、3丁目の神戸山手西洋人住居で、

そして、全然、大丈夫だったのが、1丁目の森鴎外・夏目漱石住宅でした。

この傷み度の差は、

  • 屋根の形状、屋根の軒先の深さ
  • 塗料の差

が大きく影響していると思われます。

 

やはり、和の建築様式は、日本の気候に合っているということでしょうか。

 

ザビエル天主堂

ザビエル天主堂の内部はステンドグラスだけでなく、その意匠もステキ

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

昔、夏休みのほとんどは、明治村に行っていた(笑)私の普通の楽しみ方と、ちょっと変わった楽しみ方。

かなり、リフォーム屋としての視点が入っていますが、

明治村って、とにかく広いんです。

だから、漠然と見て回ると、疲れるだけ・・・って人も多いので、

ピンポイントに、見る場所を指定しておくのが、楽しむ秘訣です!

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