洋風の生活が主流になるにつれ、和室はいらない。
そう思う人も増えています。
でも。
それでも、私は和室が好きです。
というわけで、今日は和室の良さについて語ります。
誰も言わない?和室のメリット
どんなものでもそうですが、デメリットしかない!
なんてものは、この世に存在しません。
だから、和室にも、ちゃんとメリットはあります。
一般的によく言われるのが、
- 調湿効果がある
- 癒し効果がある
- いろいろな用途に使える
- 子育てに最適
ということでしょうか?
ただ、これらは、正直なところ、うすぼんやりしたメリットです。
そのため、
和室には家具が置きにくい!!という最大の欠点の前には、ひれ伏すしかありません。
でも、実を言うと、和室にはもう一つ、大きなメリットがあります。
そもそも、何故?このメリットを、誰も言わないのか?ずっと不思議でした。
でも、はた!と思い当たりました。
多分、それは、誰もがみんな、新築のことしか考えていないからだ!と。
だって、昔は新築だったお宅を、山ほど見れば誰だって気づくはずです。
和室って、古くなってもみすぼらしくはならない・・・ってことに。
和室の持つポテンシャル
このことは、
歴史的建造物や歴史ある旅館を見てもわかるはずです。
もちろん、こうした建物の場合、
手入れが行き届いているという事情はあるにしても、
基本、和室自身のポテンシャルは高い!
そう言ってもよいと思います。
実際、庶民の家であっても、
- 襖や障子を張り替える
- 畳替えをする
- 壁を塗りなおす
たった、これだけのことで、和室は見違えるようになりますしね。

えちごやは、日本人の心のふるさと?(笑)
洋間はどれだけ?みすぼらしくなる?
「え?洋間だって、クロスとか貼りかえれば、綺麗になるでしょ?」
そう思いました?
でも、現実はそうでもないんです。
もちろん、ケースバイケースではあるのですが、
特に、クロスの場合。
貼りかえるとね。そこだけ綺麗になりすぎるんですよ。
古い部分と、上手くマッチしない・・・というか。
だから。
洋間の場合には、
内装材に何を使うか?とても大切になってきます。
だって、
どんな素材を使うか?で、古くなった時の見た目が大きく変わってきますから。
和室の欠点を生かしてみる
なんてことを言われても、
それでも、やっぱり。
和室の「家具が置きにくい」という欠点は、無視できないと思います。
でも。
それを逆手にとって、
和室には物を置かない!
という決断をしてみたら、どうなんだろう?
最近は、そんなことを考えています。
昔のように、和室の壁を利用して、作り付けの収納を作り、
畳にはちゃぶ台だけを置く。
そして、和室って、そういうものだよね・・・と割り切る。
そうすれば、
部屋はスッキリとするし、何より、掃除も楽になるなぁ・・・と。
ただ、そんなことを考えるのは、
私自身、古い家に住むという前提があるからでしょうね・・・。
まとめ
和室はいらない。
和室なんて役に立たない。
そう思う気持ちはわかります。
私だって、若い頃は、和室を洋間に変える仕事をさんざん請け負ってきたんです。
でも。
年を重ねるって、驚くほどの変化をもたらします。
それは、きっと、人も住まいも同じなんですよね。
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