「シャワートイレ」と一言であっても、種類はいろいろありますが、それらをきちんと理解して、シャワートイレを選ばれている方は少ないように思います。
ただ、その選び方だと、将来的に困ることもあると思いますので、今回は、
- シャワートイレの種類と特徴
- シャワートイレの選び方のコツ
についてお話したいと思います。
シャワートイレの種類
まず、シャワートイレの種類についてですが、
超絶!簡単な分け方だけ覚えておけばOKです。
それ以上の情報は、混乱のもとになります。
まず、シャワートイレの定義としては、
「シャワーが使えるトイレは、すべてシャワートイレだ」と考えておけばよいと思います。
ただ、自分らしい納得できる商品を選ぶために、
シャワートイレを、ここでは、下記の3つに分類しておきます。
- タンクレスタイプのシャワートイレ
- タンクはあるけどシャワーも一体型のトイレ
- 便器+シャワー便座
ちなみに、新築やリフォームで人気があるのは、タンクレスや一体型になります。
フォルムもスッキリしているし、機能も至れり尽くせりです。
スペース的にも、ちょっとだけ余裕ができるので、そこもメリットです。
ただし、将来的には、少し不安も残ります。
シャワートイレは電化製品です
シャワートイレには、電気が必要です。
だから、トイレ内にもコンセントは必須。
つまり。
シャワートイレは電化製品です。
ということは、10年か?20年か?わかりませんが、
どんなにおシャレで、どんなに機能がすばらしくても、
必ず、いつか不具合は起きてくる・・・ということです。
実際、水回りの中で、壊れて一番困るのは、ダントツ!トイレです。
だからこそ、不具合が起きた時、どのタイプが一番、面倒くさくないか?
という点も合わせて考えておきましょう。
壊れるのは、まず間違いなくシャワー部分
ここで、ちょっと昔のトイレを思い出してほしいんですが、
昔のシャワーも何も出ない便器。
あれは、陶器製ならば、100年は持つ!と言われています。
一方、シャワー部分の寿命は、10年程度です。(電化製品なので当たり前ですね)
ということは。
シャワー機能をずっと使い続けたいのであれば、
10年か20年かのうちには、シャワー部分のリフォームは必須ということです。
この時、どれが一番コストを抑えて、取り換えられるか?
庶民代表として言わせてもらえば、
ズバリ!便器+シャワー便座のタイプです。
なぜなら、便器とシャワー便座は、基本、別々の商品なんです。
それを、一緒に取り付けているだけなので、
シャワー部分が壊れたら、シャワー便座だけ新しいのに交換可能!でOKです。
もちろん、新しいシャワー便座の費用はかかりますが、機能次第で金額は上下しますし、
取り換え工事もあっという間です。
一方、
タンクレスシャワートイレや、タンクはあるけど一体型のシャワートイレは、
シャワー部分と便器部分が一体になっています。
そのため、シャワー部分が壊れたからって、その部分だけ交換というわけにはいきません。
これを直すためには、
- 便器も一緒にシャワートイレごと交換する
- メーカーに修理依頼をする
このどちらかになります。
もともと、タンクレスシャワートイレや一体型のシャワートイレは、
商品自体も価格が高いですよね?
なので、泣く泣く(?)メーカーさんへの修理依頼をする方が多いと思いますが、
「修理費用って思ったよりも高い・・・」と感じる方が多いようです。
背に腹は代えられないですもんね。
ついでに便器の不具合についても!
また、シャワー部分に限らず、便器だって不具合が起きる可能性はあります。
そして、この時もやっぱり!
庶民の味方になってくれるのは、
タンクレスや一体型のものではなく、フツーの便器です。
というのも、
一体型のトイレは、もはや中を覗けない「ブラックボックス」状態になっているので
どんな不具合であろうとも
- メーカーに修理依頼をする
しか手がないからです。
でも、フツーの便器なら、不具合の内容次第で、DIYができたりしますので、
もしかしたら、交換部品の金額だけで済むかもしれません。
シャワートイレの種類と選び方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
シャワートイレを選ぶ時、何を基準にするのか?はその人次第です。
ですから、購入する前から、壊れた時のことなんて考えたくもない!というのであれば、
それはそれで構いません。
実際、間取り的にトイレの面積が狭いのなら、タンクレスの方が動線は楽ですしね。
要は、何を優先させるのか?ということなんですが、
- 何も知らずに選ぶのと、
- いろんな視点を理解した上で選ぶのでは、
自分の納得感が違うんです。
その一助になればな・・・と思って書いてみました。
それと最後にもう一つ。
タンクレス、一体型、フツーの便器の区別なく共通するトラブル「トイレのつまり」についてです。
トイレの水が、汚物が流れない!となると、どうしてもパニックになりやすいですが、そこに乗じて法外な金額を請求する輩もありますので、転ばぬ先の杖として、こちらの記事も読んで、準備しておいてほしいと思います。(最近は100均にも売ってます)
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