昔の生活に戻る?田舎や空き家のトイレはどうする?

汲み取り式の水洗トイレ空き家と移住

今回は、敢えて!田舎や空き家のトイレリフォームについて、考えてみたいと思います。

なぜなら、

最近、インフラがダメになって大変!というニュースをよく見かけますし、

異常気象による災害なども、以前よりも増えてきている感じがするので、

私自身、いろいろと思うところがあったからです。

 

万が一の時、昔の生活なら・・・?

若い人はご存じないかもしれませんが、

私は、昔の不便な生活も、今の便利な生活も両方知ってます。

だから、思うんです。

アレ?

万が一の時には、昔の生活の方が、断然、有利じゃないか?って。

 

実際、我が家は普通の水洗トイレ。

実家の空き家は、汲み取りトイレで(ボットンまで古くはないです)

正直な話、少し前までは、この汲み取りトイレ=デメリットだ!と思っていました。

 

でも、今は、すっかり気持ちが変わってしまいました。

父が生きていた頃は、実家の地区には、まだ下水が来ていなかったので、

トイレは、汲み取りのままにするしかなかったのですが、

今になってみると、これが良かったのかもしれない・・・と。

 

なぜって、とある地区で、下水があふれそうだから、できるだけ流さないで欲しい。

そんなお願いを住民にしたって、ニュースが最近、ありました。

え?

できるだけ流すな・・・って。

ウソでしょ?

 

もちろん、下水=トイレだけではないので、

キッチンや洗面、お風呂など努力できる部分もあるんですが、

ついつい、トイレ我慢できないよ~

ってイメージしてしまった私は、深く考えてしまったのです。

  • もし、下水が壊れたら
  • もし、水が止まったら

ってね。

 

こういう時、

水洗トイレなら、速攻で、1ミリたりとも使えなくなるのは必至。

でも。

汲み取りトイレなら、おそらく1ヶ月ぐらいは、大丈夫なはずです。

もちろん、汲み取りトイレだって汲み取ってもらう必要があるので、

完璧な解決方法ではないのですが、ある程度の時間稼ぎはできそうです。

 

空き家をうまく利用する

そう考え始めたら、

空き家に関しての考え方も、少し変わりました。

 

以前の私は、

「古い空き家で、昔ながらの生活をしたい人なんて、ほとんどいない!」

だから、もし、家を継ぐ人がいないのであれば、

住んでいる間に、水回りぐらいは綺麗にしておこう。

その方が、絶対に、売りやすいから!

そんなことを、言ってましたが、

万が一のための避難所として考えたなら、また、選択肢は変わってくるのかな?と。

 

こんなトイレなら、若い人でも使えるよ?

とは言え、

子供たちや若い人の中には、和式のボットントイレでは、無理!

って人も多いはず。

(子供心に、アレは怖かった)

実際、ボットンでなくとも、和式の姿勢は、年配者にもきついです。

そこで。

今は、水洗トイレが当たり前すぎて、よくご存じない方のために、

こんな商品もあるよ!

ってご紹介しておきますね。

まずは、コレ。

(広告)

和式トイレにかぶせるだけの洋式便座

サイズさえ確認すれば、簡単にかぶせるだけでOKです。

(段差のある和式トイレには、ちゃんと専用タイプがあります)

ただ、このタイプは、あくまでもカバーなので、ズレ防止など工夫が必要です。

うちの実家も、一時期、使っていましたが、

私自身、汲み取りトイレの深~い底が見えるのが、イヤでたまりませんでした。←そこ?そう、底!

 

そこで、こういう便器もあります。

(広告)

汲み取りのまま、水洗便器風にできる商品

ただし、こういう便器にするためには、

トイレ内の和式便器撤去やフロアー工事、水道工事など、

リフォーム工事は必要になります。

その代わり、快適性もあり、汲み取りの持つメリットも捨てずに済みます。

 

ちなみに、私の実家もこんな感じになっていますので、

若い娘も全然、平気で使えています。

 

汲み取り式の水洗トイレ

奥行きが狭かったので、手洗いタンクはナシにしました。その代わり、左側には薄型の手洗いを取り付けてあります。

 

汲み取り式の費用は安い!?

もしかしたら、地域や状況によっては異なるかもしれませんが、

私が住む地域は、日本でも指折りの水道料金が高い地域です。

そのため、下水道を使うと、毎月納める水道料金は、どうしても高くなります。

 

ところが、汲み取り式の場合は、下水料金がない分、

水道料金は、約半分ほどで済みます。

もちろん、汲み取り料金はかかりますが、下水料金よりも安いです。

 

それに・・・

そもそも、通常の水洗トイレにするためには、下水道工事は必須です。

でね。これが、結構な費用がかかるんですよ。

(田舎の場合は、浄化槽の設置が必要)

 

特に、空き家の場合、あまり費用はかけたくありませんから、

汲み取り式のまま、洋式風にするって方法はお勧めだと思います。

 

まとめ

私自身、実家の空き家をずっと管理し続けていますが、

もし、トイレが昔の和式のままだったら、多分、今みたいに、

ガーデニングをやったりとか、

娘が仕事場で使ったりとか、

絶対にしていなかったと思うんです。

 

いくら昔の生活に戻る!

と意気込んでも、

いきなり便利な世界から、不便な世界へは戻れません。

 

もちろん、人によって許容範囲は違うとは思いますが、

私に限って言えば、トイレさえ、この程度にすれば、

お風呂やキッチンは、古くても構わないかな?と思い始めていて、

また、新しい空き家が欲しい熱、再発するかも・・・です。(笑)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました