古い家を自分でリフォームする。
そう意気込む人も増えてきましたね。
でも。
一つ。言っておきたいんです。
もちろん、あなた自身の家なのだから、どうリフォームしようと構いません。
ただ。
一時の感情にまかせて、突き進むのは、危険かもしれません。
You Tube だけで大丈夫?
最近は、リフォームdiyの動画をいろいろ見ることができますので、
それに影響を受ける方も少なくないと思います。
古臭かった家が、みるみる綺麗になっていくのを見ると、
「私達にもできそう!」
そう思ってしまいますよね。
ただ、気を付けて欲しいことがあるんです。
それは、
画面を通して見るのと、現実にやるのとでは、大きな差がある!
ってことです。
特に大きいのが
- 画像の方が、実物よりも綺麗
- 動画は工事のすべてを写してはいない
この2点でしょう。
もちろん、こうした体験をすること自体、貴重ではあるんですが、
万が一にも、途中で投げ出してしまったり、後悔してしまっては元も子もありません。
ですから、古い家を自分でリフォームするのは、
- 思ったより、うまくいかない。
- 思ったより、めちゃくちゃ時間がかかる。
ということを、大前提にしておきましょう。
それ、元に戻せる?
あと、リフォームdiyで気になることが一つ。
古い家をすべて、自分でリフォームするのは、とても大変なことです。
でも、だからと言って、
すべての部屋を、すべて同じ方法でリフォームするのはどうなのかな?
と私なんぞは思ってしまいます。
なぜなら、それによって、家の価値が下がる可能性もあるから。
正直、動画とか見てて、
「あぁ、せっかくの素材をもったいない・・・」
そう思う時もあるんで・・・。
まぁ、余計なお世話なんですが、
それでも、見た目のボロだけで決めるのではなく、
使ってある材料のことなど、ある程度の知識は持っておいて欲しいな・・・と思います。
実際、リフォームしたては、何だって綺麗なんです。
ただ、3年後、5年後、10年後は、どうなっているのか?
その辺りのことも、少し想像してみて欲しいと思います。

素材は重要です。実はこの和室,20年以上前に作ったものです。
まとめ
古い家をリフォームするぞ!
そう意気込んでいる時は、イメージだけが先行している時でしょう。
でも、そういう時期だからこそ!
長い間、いろんな家を見て、経験してきたv子の意見も参考にしてもらえたら嬉しいです。
わかりますよ。
私だって、若い時には、いけ~いけ~、やれ~やれ~って感じでしたもん。
でも、その手綱を上手に締めてくれていたのが、ベテラン職人たちでした。
だから、今度は私がその役目を担ってもいいかな・・・と。
実際、実感もしてるんです。
私自身、
- 年齢による気持ちの変化
- 時代の変化による気持ちの変化
- ライフスタイルの変化による気持ちの変化
を感じていて、
若い時のリフォームとは、好みも考え方も異なってきています。
もちろん、永久にうまくいくリフォームなんてものは絶対にないんですが、
だからこそ、ただ綺麗にするだけでなく、
メンテナンスや再リフォームのことも同時に考えておいて欲しいな・・・と。
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