リフォームで階段を緩やかにできる?

階段を緩くリフォームリフォーム・リノベーション

古い家の場合、階段が急であることはよくあります。

実際、急すぎる階段は、シニア世代にはつらいだけでなく、危険も伴います。

 

そのため、できればリフォームで階段を緩やかにしたい!

そう思っている方は少なくないはずです。

 

そこで、今回は、階段を緩やかにするリフォームについて、知っておいた方が良いことをお話しておきます。

 

 

現場のチェックは確実に!

正直な話、階段を緩やかにするリフォームは、決して簡単なものではありません。

そもそも、新築の設計段階であっても、階段をどこに配置するか?は迷うのです。

ですから、それがリフォームともなれば、なおさら大変!です。

 

というのも、階段を緩やかにするリフォームは、

階段を支えている柱や梁、一階と二階の間取り等々をすべて考慮しないといけないからです。

 

また、これは「リフォームあるある」なのですが、

ちゃんとした設計図面があったとしても、実際にはその通りになっていない・・・

なんてことはしょっちゅうです。

 

そのため、階段を緩やかにするリフォームの場合は、必ず!

実際の施工者、もしくは、それと同等の知識や経験のある人に現場を確認してもらってください。

 

スケルトンリフォームでなければならない?

会社によっては、大規模工事の時しか、階段は触らない・・・というところもあるようです。

確かに、その気持ちは痛いほどわかります。

 

実際、スケルトンリフォームであれば、実際の現場の状況は一目でわかりますし、

住みやすいように間取りの変更も行うはずなので、

それに合わせて、階段のスペースも広げる・・・ということがしやすくなります。

 

でも、もしv子がお客様の立場であったなら、

大規模なスケルトンじゃなく!せめて!階段の周辺だけで、なんとかならないの?

と絶対に、食い下がると思います。(笑)

 

階段の周辺だけで、できるかもしれない?

結論から言うと、

階段の周辺の解体だけで、何とかなる場合もあります。

ただし、あくまでも、これは現場次第ということです。

 

ちなみに、GOサインが出せるまでには、いくつかの段階を踏まなければなりませんが、

第一段階を突破できる現場か?どうか?は、ご自身で確認できます。

 

そもそも、階段を緩やかにするためには、単純に階段を伸ばせばいいんです。

だから。

階段を今よりも、伸ばせるか?どうか?

まずは、そこを、ご自身で確認してみてください。

 

現在の階段の段数を確認してみよう!
通常の階段の段数は13段~15段です。でも、このたった1、2段が大きな差を生みます。ちなみに我が家は14段なので、13段のお宅に行くと、急だ・・・と感じ、15段のお宅に行くとラクだ・・・と感じます。

 

なお、階段の段数だけでなく、階段の踏み面(足で踏む場所の幅)が狭かったり、1段の高さが20cm以上の場合も階段の上り下りはつらく、危険になります。

 

階段の周辺だけで行ったリフォーム工事の実例

というわけで、

  1. お施主様が自分でチェック、検討された後、
  2. 依頼された大工がしっかりと現場確認をし、
  3. 階段を緩やかにする工事が実行できた現場をご紹介します。

 

まず、こちらは、玄関廊下側に少し、階段を伸ばしました。

たった1段。

されど1段です。

肝心の階段の最下段が写真に写ってませんが(笑)、どれぐらい解体したか?は見えますね?

階段を緩く

 

こちらのお宅も、玄関に階段があったので、玄関側に階段を伸ばしました。

ただし、こちらは、圧迫感がないようにと、スケスケの階段にしました。

 

階段を緩くリフォーム

 

まとめ

この記事を読んで、

「階段を緩やかにするリフォームは、本当に現場次第なんだ」

ここが、わかってもらえたなら、v子的には満足です。

 

というのも、ある意味、プロはプロゆえに変な先入観に縛られていることがあります。

v子も、素人のお客様から、

「これって、できないの?」

「あれは?それは?」

って聞かれるたびに、よく目からウロコが落ちたものです。

 

ですから、最初から全部!プロにおまかせ!にせず、

「言いたいことは言う。」

「聞きたいことは聞く。」

という姿勢で、納得のいくリフォームをしてくださいね。

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