OB様のお宅で縦型の木のフェンスを施工しましたので、
作り方のポイントをお話しておきます。
縦型の木のフェンスの大まかな流れとしては、
- 木に塗装しておく
- メインの柱を立てる
- 横桟を取り付ける
- 縦板を取り付ける
になります。
メインの柱を建てる
木の塗装については、別の記事で書きましたので、こちらを参考にしてください。
柱のサイズは?
まず、メインの柱のサイズについてです。
うちの場合は、3寸角、つまり9cm×9cmの柱をカットして使います。
ちなみに、柱と柱の間は、2m以内で割り振りします。
柱を何本建てるか?は、敷地や庭のサイズにもよると思いますので、
臨機応変に決めていきます。
屋外の場合は、柱と柱の間が、すべてピッタリ同じ幅にならなくても、
多少の差なら大丈夫です。
柱の取り付け方は?
メインの柱なので、柱の取り付けはとても重要です。
一番しっかりするのは、ブロック基礎の上に土台を敷き、柱を建てるやり方ですが、
なかなか、そこまではできない場合も多いです。
四角い穴の開いたコンクリートブロックを使う方もいらっしゃいますが、
どちらにしても、まっさらな平地ならば・・・って話になると思います。
今回、うちが再度作り直している木のフェンスは、
作った当初も、大きなカイヅカイブキがズラズラと植えられているお庭でして、
とにかく、掘るに掘れなかったので、柱は金具で受け、裏面を金物で留めております。

このフェンスは建売の時に、境界用に建てられたもの。
もちろん、お隣さんの了承あってのことなので、誰にでも真似できることではありませんが、
近所づきあいって、こういう時に生きますね。
横桟を取り付ける
メインの柱を建てることができたら、次は横桟を取り付けます。
縦板を取り付けるための横桟なので、フェンスの高さに合わせて本数は決めましょう。
今回は、
一番上と下には、大きめの横板(この間に縦板を挟む予定)を取り付け、
この上下の板の間に3本の横桟を取り付ける予定です。
(ちなみに、上下の板のサイズは、幅9cm 厚み4.5cmです)
上下の板で縦板を挟む理由は、単なるデザインではなく、縦板の小口を守るためです。

なぜなら、木が一番弱いのは、小口だからです。まず間違いなく、ここから腐ります。

横桟を取り付けていく途中です。
縦板を取り付ける
ここまでできたら、あとは縦板を取り付けるだけです。
が、カイヅカイブキの植えられている状況に合わせているので、
柱と柱の間の寸法が全部、微妙に違います。
そこで。
まずは、縦板の割り振りです。
大体、同じ隙間になるように、計算して、印をつけました。←私の仕事(頭が悪いので、途中でパニックになったけど(爆)
さらに、縦板は、カットしたら、小口もきちんと塗ります。
上下の横板で隠れるからと言って、手抜きはできません。

写真にすると塗ったのがわかりにくいですね。
そして、もう一つのポイントがこちら。
木には表と裏があるので、手前をすべて木表で合わせます。

右側が木表、左が木裏です。
あとは、釘で打っていくだけ。
ちなみに、釘は、丸頭のスクリュー釘を使っております。
まとめ
というわけで、できたのがこちらです。

ビフォアー。手前に見えているのが、メインの柱。欠き込みしてあるのが見えますね。これは間に合わなくて現場で塗りました。

アフター。殺風景さが消えました。
今回、初めて縦型のフェンスにしたのですが、
(OB様からは、好きなように作っていい!と言われてました)
スッキリして、殺風景さも消えました。
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