縦型の木のフェンスの作り方は?

木表と木裏リフォーム・リノベーション

OB様のお宅で縦型の木のフェンスを施工しましたので、

作り方のポイントをお話しておきます。

 

縦型の木のフェンスの大まかな流れとしては、

  1. 木に塗装しておく
  2. メインの柱を立てる
  3. 横桟を取り付ける
  4. 縦板を取り付ける

になります。

 

メインの柱を建てる

木の塗装については、別の記事で書きましたので、こちらを参考にしてください。

 

柱のサイズは?

まず、メインの柱のサイズについてです。

うちの場合は、3寸角、つまり9cm×9cmの柱をカットして使います。

ちなみに、柱と柱の間は、2m以内で割り振りします。

柱を何本建てるか?は、敷地や庭のサイズにもよると思いますので、

臨機応変に決めていきます。

屋外の場合は、柱と柱の間が、すべてピッタリ同じ幅にならなくても、

多少の差なら大丈夫です。

 

柱の取り付け方は?

メインの柱なので、柱の取り付けはとても重要です。

一番しっかりするのは、ブロック基礎の上に土台を敷き、柱を建てるやり方ですが、

なかなか、そこまではできない場合も多いです。

四角い穴の開いたコンクリートブロックを使う方もいらっしゃいますが、

どちらにしても、まっさらな平地ならば・・・って話になると思います。

 

今回、うちが再度作り直している木のフェンスは、

作った当初も、大きなカイヅカイブキがズラズラと植えられているお庭でして、

とにかく、掘るに掘れなかったので、柱は金具で受け、裏面を金物で留めております。

柱の受け金具

金具で留める

このフェンスは建売の時に、境界用に建てられたもの。

もちろん、お隣さんの了承あってのことなので、誰にでも真似できることではありませんが、

近所づきあいって、こういう時に生きますね。

 

横桟を取り付ける

メインの柱を建てることができたら、次は横桟を取り付けます。

縦板を取り付けるための横桟なので、フェンスの高さに合わせて本数は決めましょう。

今回は、

一番上と下には、大きめの横板(この間に縦板を挟む予定)を取り付け、

この上下の板の間に3本の横桟を取り付ける予定です。

(ちなみに、上下の板のサイズは、幅9cm 厚み4.5cmです)

上下の板で縦板を挟む理由は、単なるデザインではなく、縦板の小口を守るためです。

v子
v子

なぜなら、木が一番弱いのは、小口だからです。まず間違いなく、ここから腐ります。

横桟を取り付けているところ

横桟を取り付けていく途中です。

 

縦板を取り付ける

ここまでできたら、あとは縦板を取り付けるだけです。

が、カイヅカイブキの植えられている状況に合わせているので、

柱と柱の間の寸法が全部、微妙に違います。

そこで。

まずは、縦板の割り振りです。

 

大体、同じ隙間になるように、計算して、印をつけました。←私の仕事(頭が悪いので、途中でパニックになったけど(爆)

 

さらに、縦板は、カットしたら、小口もきちんと塗ります。

上下の横板で隠れるからと言って、手抜きはできません。

カットした小口も塗装する

写真にすると塗ったのがわかりにくいですね。

そして、もう一つのポイントがこちら。

木には表と裏があるので、手前をすべて木表で合わせます。

木表と木裏

右側が木表、左が木裏です。

 

あとは、釘で打っていくだけ。

ちなみに、釘は、丸頭のスクリュー釘を使っております。

丸頭のスクリュー釘

まとめ

というわけで、できたのがこちらです。

木のフェンス取り付け前

ビフォアー。手前に見えているのが、メインの柱。欠き込みしてあるのが見えますね。これは間に合わなくて現場で塗りました。

木のフェンス取り付け後

アフター。殺風景さが消えました。

今回、初めて縦型のフェンスにしたのですが、

(OB様からは、好きなように作っていい!と言われてました)

スッキリして、殺風景さも消えました。

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