アフターって、ハウスメーカーと工務店、どっちがいいの?

結局、同じ大工に依頼する 古い家のメンテナンス

家というのは、新築で建てたら終わり・・・というわけにはいきません。

 

アフターメンテナンスは、どんな家にも必須ですし、

リフォームだって必要になってきます。

(新築を建てた時には、そんな想像、絶対にしないでしょうが。)

 

今日は、そういう視点から、ハウスメーカーと工務店、どっちがいいのか?

考えてみることにしましょう。

 

 

会社がつぶれるかもしれない?

以前ならば、大手ハウスメーカーなら絶対に大丈夫!

という気持ちがあって、

アフターのことを考えると、やっぱり、ハウスメーカーかな?

そう思う人も多かったようですが、

昨今は、大手だからと言って、倒産しない!とは、言い切れなくなってきました。

 

無料なのは定期点検のみ

また、今は、無料の定期点検をアフターサービスとして行っているところがほとんどですが、

無料なのは、定期点検のみです。

 

とは言え、定期点検はやらないよりも、やった方が良いので、

この点に関しては、工務店よりもハウスメーカーの方に軍配があがります。

工務店が大体10年なのに対し、ハウスメーカーによっては30年のところもありますから。

 

ただし、しつこいようですが、無料なのは、定期点検のみだということをお忘れなく。

万が一、不具合が生じていた場合、

その修理費用までが、無料になるわけではありません。

 

今は、品確法がありますので、家を建ててから10年間は、家を建てた会社が瑕疵担保責任を負うことになっています。
が、法律で決められている「瑕疵」の範囲は、

  • 「構造耐力上主要な部分」
  • 「雨水の浸入を防止する部分」

に限られています。

つまり、それ以外の不具合に関しては、有料だということです。

※実際、10年以内に、上記のような瑕疵が認められる家は、はっきり言って欠陥住宅ぐらいでしょう。

 

アフターを行うのは誰か?

家を建てる人が、一番、忘れがちなのが、

アフターを現実に行ってくれるのは誰か?

という点です。

 

不具合を直すには、当たり前ですが、職人が必要です。

そして、驚くことに!

ハウスメーカーが使う職人も、工務店が使う職人は、実は同一人物だった!!

なんてことが、よくあります。

 

結局、同じ大工に依頼する

 

その工法は、共通しているか?

そもそも、なぜ?上記のようなことが起きるのか?

簡単な話です。

ハウスメーカーには、専門の職人がいない!からです。

 

まぁ、そりゃそうです。

ハウスメーカーというのは、工場でほとんどの部品を作っていますからね。

  • 職人なんて、不要です!
  • 職人の腕によって、家の品質が左右されることもありません!

これが、売りでもあるんです。

 

でも。

それは、新築ならね・・・という話です。

現実問題として、メンテナンスやリフォーム工事は、工場ではできません。

だから、結局、メンテナンスやリフォーム工事は、普通の大工職人に依頼してくるんです。

 

ただ。

大工ってね。スーパーマンじゃありません。

在来工法(木造)ならば、作り方は共通しています。

だから、どこの工務店から頼まれても、ちゃんと、できます。

でも、工法が全く違う家のメンテナンスやリフォームが、うまくいくと思いますか?

 

昔、ハウスメーカーに、階段下に収納を作りたいから、壁に穴を開けてほしい。
そう言われたことがあります。
在来なら構造も理解できますが、ハウスメーカーの構造はよくわからないので、階段の構造図を準備してほしいって言ったらね。
そんな設計図はない!って言いやがる!んですよ!
だから、メーカーに、開ける場所を指定してもらいました。
そしたら、開けた穴の中央に、階段を支えている鉄骨があってね。
ほとんど、収納できるもんないぞ~って感じでしたね。
しかも、建築中のごみが、そこに一杯入っててさ。
いや~、あれ、お客さん、かわいそうでしたね。

 

あ、失礼しました。

つい、昔のことを思い出して、切れました。

 

まとめ

さて、途中、お見苦しい点がありましたが(笑)

アフターのこと、本当に気にするなら、

私は、ハウスメーカーか?工務店か?というよりも、

何工法か?で決めた方が良いと思っています。

 

だって、どこで家を建てても、多分、アフターに来るのは、普通の大工なんだから。(爆)

 

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