「手作りの台所」なんて書くと台所のリフォーム?と思いますが違います。(笑)
もっと、小さな小さな台所小物の話です。
ただ、小さいからと言って、おろそかにしていいわけではありません。
一事が万事という言葉があるように、
これは、「住まい方」にも通じていくのかもしれない・・・
そんなことを、今回は書いてみようと思います。
手作りの台所がテーマに?
もともと、v子は、手作りが好きです。
お菓子を作ったり、パンを焼いたり、
ランチョンマットを作ったり、ワイヤークラフトをやってみたり。
ただし、「飽き性」で「三日坊主」なので、
途中で放り出したものも、たくさんあります。
やるぞ!
と決めても、結局、挫折したハンドメイドは数知れません。
- たとえば、ハーダンガー刺繍。
- たとえば、シュバルム刺繍。
- たとえば、ニャンドゥティ。
- たとえば、樹脂粘土。
- たとえば、こぎん刺し。
- たとえば、ダウニングetc.
いや~、書いているうちに、情けなさすぎて泣けてきます。
なのに、また、始めちゃったわけです。
それが、「刺し子」です。
もちろん。これもまた、3日坊主で終わる可能性は高いです。
でも。チクチク刺しているうちに、
もしかして・・・台所関連ならば、続けられるかもしれない・・・
そう思ったんです。

刺し子の花ふきんを作成中です。刺し子が似合うのは、キッチンじゃなく「台所」って感じしません?
刺し子の歴史に思う事
刺し子というのは、江戸時代の伝統民芸です。
当時、布はとても貴重でした。
そんな貴重な布も、使い込んでいけば、だんだんと傷んできます。
それを、布を組み合わせたり、刺し子をすることで、長持ちさせたわけです。
しかも、雑巾のように適当に縫うのではなく、
縫い目が美しい文様になるようにしたのが「刺し子」です。
この「物を大事にする心」と
物はたくさん持っていないけれど、「美しく暮らしを彩ろうとする心」
これは、住まい方にも通じますよね?
手芸としてでなく、暮らしとして
今の日本では、江戸時代のように布が貴重だから、とことん使い尽くす。
という発想はありません。
むしろ「刺し子」は、「手芸」であり、「おしゃれ小物」の部類に入っています。
確かに、美しい刺し子のふきんは、飾っておきたい衝動に駆られます。
でも、今使わなければ、いつ使うのでしょう?
人生は短いです。
だからこそ、無い物ねだりをせず、
「目の前にあるものを工夫し、美しく豊かに暮らす。」
このあたりの意識を、台所の小物から育てていきたいな・・・と思っています。
それが、家の「台所」や「住まい方」そのものも大きく変えていくんじゃないか?と。

もっとも、刺し子をやるにあたり、至れり尽くせりのキットを買っているあたり、私自身もなっていない!んですけどね。(爆)
まとめ
世界でもっとも貧しい大統領と呼ばれたムヒカ大統領の言葉に、
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
というのがあります。
しばらくの間、空き家探しに躍起になっていましたが、
トーンダウンした今、もう一度、今の家の暮らしを見直してみよう・・・と思っています。

庭でブルーベリーがたくさん採れたのでブルーベリーチーズケーキを作りました。ミントは道端に生えていたもの。作った刺し子のランチョンマットの上に乗せるといい感じに見えます。
コメント