田舎の空き家バンクの問題点と良かった点は?

空き家と移住

田舎暮らしをしたいという人にとっては、空き家バンクは、簡単にネット検索できますし、

今の時代には良いシステムだとは思うのですが、

実際に使ってみると、まだまだ、発展途上という感がぬぐえません。

 

というわけで、今回は、田舎の空き家バンクの問題点について、書いてみようと思います。

なんとなく「空き家バンクは怖い・・・」そう思っている人もいると思いますが、

空き家バンクの実態をきちんと把握しておけば、大丈夫です。

 

 

町の空き家バンクと田舎の空き家バンク

空き家バンクと一言で言っても、

自治体の場所によって、いろいろ異なることがあります。

 

イソップ寓話の「田舎のネズミと町のネズミ」を思い出すと良いかもしれません。

 

感覚的には、

  • 町の空き家バンク・・・割とドライな感じ(自治体が直接関わるのではなく、町の不動産屋におまかせしている所が多いので、普通の不動産取引とほぼ同じ)
  • 田舎の空き家バンク・・・自治体の担当者が窓口になっているところが多いので、プロの意見は聞けないが、相談しやすい雰囲気。

こんなイメージで良いと思います。

 

もし、その地域に関して土地勘がなく、

欲しい物件がある自治体がどちらにあてはまるか?わからない場合には、

その自治体の空き家バンクのページを見れば、すぐにわかります。

 

 

田舎の空き家バンクの問題点と良かった点は?

ちなみに、私の場合は、田舎に住みたいので、

今のところ、田舎の空き家バンクばかり使っています。

 

以前にも書いたと思いますが、

私の場合、3つの田舎の空き家バンクに問い合わせをしました。

 

おかげで、田舎の空き家バンクの問題点が、いろいろ見えてきました。

とりあえず、私が気になった点をいくつか挙げてみます。

すべての自治体がそうだ・・・というわけではありませんので、誤解のないように。

 

物件見るだけに、めたくそ大仰な書類が必要な自治体があった。

 

物件の写真が少ない、もしくは、物件だけの写真しかない。(周りも見たい)

 

物件の紹介文と売り主側の思惑とがずれている。

 

一方、良かった点もあります。

 

その地域の考え方や雰囲気がよくわかる。

 

基本、担当者は、百戦錬磨の営業マンではないので、駆け引きがなく、正直。

 

まぁ、要するに、

田舎の空き家バンクは、自治体相手のことが多いので、

良い意味での手抜きがなく、それだけ手間がかかる印象です。

 

ただ、この手間がかかる・・・というところが、

結局は、かえって良いのかもしれないな?と、最近、思うようになりました。

 

というのも、

手間がかかっている間に、自分自身が冷静になれるからです。

恋は盲目というように、一生懸命の間は、いろんなデメリットが見えにくくなりますからね。

 

実際、田舎の空き家バンクの担当者は、営業マンではないので、

ガンガン攻めてくる感じはありません。

まぁ、そこが、ちょっと頼りない部分かもしれませんが、

そもそも論として、

他人の意見に押し切られるようでは、田舎暮らし自体、厳しいのではないか?と思います。

 

事実、田舎暮らしというのは、不便なものです。

その不便さも、楽しみつつ、

何でも、自分から積極的に動けるような人の方が、多分、うまくいきます。

(町内会とかの活動もありますしね)

 

まぁ、でも。

現実的に、

  • 物件を購入するか?否か?
  • 移住するか?否か?

は、次の段階の話ですから、

田舎の空き家バンクは、ガンガン!見に行けば良いと思います。

 

まとめ

ただ、こういった私の感覚は、自分の目でちゃんと物件を判断できる自信があるからかもしれません。

もし、私が、家のことを何も知らない素人だったら、

「やっぱり、空き家バンクの物件は、怖い・・・」

そう思う気がするんです。

 

なぜ?怖いと思うのか?

それは、「判断基準がわからない」からです。

 

その「基準」をどこまで、提供してくれるのか?

ここが、田舎の空き家バンクをもっと発展させる、一番の肝のような気がします。

 

実際、田舎の空き家バンクは、まだまだ発展途上なので、

もし、聞きたいこと、疑問に思うことがあったら、

利用者は、遠慮なんてせず、ガンガン聞いてみればいいんです。

 

なぜって、そうした素人の素朴な疑問こそが、

これからの「空き家バンク」をよりよくする「きっかけ」になっていくんですから。

 

もし、そうした「気づき」を軽視するような自治体ならば、

「あぁ、そういう所なのね」と思えばいいだけのことです。(爆)

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