新築を建てるのではなく、中古住宅をリノベーションする方も増えてきました。
そんな中、中古住宅をリノベーションするメリットを、
違う切り口からお話ししておきたいと思います。
目次
リノベのメリット1 価格が安い
中古住宅をリノベーションするメリットは、なんと言っても価格の安さです。
ただし、最近は、
こだわってリノベーションするあまり、トータルすると新築よりも高くなってしまう・・・
そんなお宅もあるようです。
もちろん、こうしたことは、お施主様の考え方次第ですので、
第三者が文句を言う筋合いのものではありません。
が。
v子的には、
中古住宅のリノベーションは、もっと庶民的であって良い。
と思っています。
つまり。
アパートの家賃を払い続けるのはもったいないので、
中古住宅のリノベーションを選ぶ。
そんな程度の発想で良いと思うんです。
リノベのメリット2 練習できる
以前から、ずっと感じているのは、
なぜ?皆、一生に一度の家造りにこだわるのか?
ということです。
別に、一生に一度じゃなくても、二度でも三度でも行えば良いと思うんです。
当たり前ですが、初心者と経験者では見るところが違いますし、
気づくところも違います。
それなのに、なぜ?多くの人は、
初心者であるにも関わらず、いきなり2000万もかけて家を造るのでしょうか?
一生のお買い物は本当か?
そもそも、家が一生のお買い物だなんて、誰が決めたのでしょうか?
その思い込みを捨ててみると、
その発想がいかに強引なものか?気づくことができるはずです。
たとえば、あなたの年代が30代だとしましょう。
その年齢で、一生に一度の家造りをする!
なんてことは、ほぼほぼ不可能です。
なぜなら、人は誰でも年を取っていきます。
そして、年を取っていくということを、
若い30代のあなたが想像することはできても、
理解することは絶対、無理なんです。
つまり、今は「最高!」と思っている間取りやデザインや機能が、
60代、70代になった時、100点満点のはずはないんです。
たとえば、
- 子供が小さいのは今のうちだけです。
- 身体がシャキシャキ動くのは若いうちだけです。
- 趣味も好みも年齢と共に変わります。
- 社会の状況も大きく変わります。
それなのに、
- もし、そうなったら、そうなった時。なんとかなる。
- 建て替えれば良い。
なんて、甘いとしか言いようがありません。
はっきり言いましょう。
なんとかはなりません。
なぜなら、準備していないことは、なんともならないから。
建て替えられません。
なぜなら、費用だけでなく、体力、気力などの問題も出てくるから。
お金の計算はザックリ。でもしっかり。
そこで。
初心者が大きな賭けをせず、小さく練習してみる。
そんな方法の一つとして、
中古住宅のリノベーションを考えてみるのです。
この時、間違わないで欲しいのは、
夢のマイホームにこだわる!のではなく、
あくまでも、大事なのはお金の計算である!という点です。
たとえば、現実問題として、今!
真っ白な広いリビングが必要ですか?
子供が小さかったら、落書きしたり、きちゃない手でベトベト触りますよ?
広い広いキッチンが必要ですか?
住宅ローンのために、朝早くから夜遅くまで働いて、ご飯をまともに作る時間もありませんよ?
見た目にも格好いい家が欲しいですか?
しばらくすれば、見飽きてしまいますよ?(見向きもしなくなりますよ?)
しつこいようですが、もう一度言いますね。
家を一生に一度だと思い込むと、大きな賭けが必要です。
だからこそ、まずは、練習台を見つけるんです。
もちろん、初心者の練習台ですから、
無理をしない、そんな家を!です。
リノベのメリット3 大事なものが見つかる
夢のマイホームの恐ろしいところは、
結局「モノ」と「イメージ」である。
という点です。
でも、本来、家というのは、所詮、器なのです。
そして、人生の中で何より大事なのは、
「器」ではなく「家族との暮らし」です。
そのことを教えてくれるきっかけになるのが、
中古住宅のリノベーションだと思います。
なぜなら、
お金を優先させれば、当然、我慢しなくてはならないことも出てきます。
でも、そうした制限があればこそ、
何が一番大事なことなのか?
- 自分のこと
- 家族のこと
- 子供のこと
- 仕事のこと
- 夢のことなどなど
人は真剣に考えられるからです。
まとめ
今回は、中古住宅のリノベーションのメリットについて書いてきましたが、
通常とは違う視点ばかりだったと思います。
ですが、家というのは、家族と暮らす場所です。
単なる「入れ物」とは違います。
借金の重さを考えれば、自分達の人生そのものを賭けている!
と言ってもいいほどです。
なのに、割と無頓着な人が多いのは、ひとえに、
「入れ物」「器」「モノ」を売っている住宅会社や工務店が多いからに他なりません。
キャッチコピーは「暮らしを大切に」なんて言葉を使っていますが、
本当に「暮らし」のことを考えるならば、
家の価格と人生設計は一体化しなければならないはず。
それをやってくれる工務店さんは、まだ、ほとんどありません。
でも、
まずは、あなたの人生はあなた自身が守らなければなりません。
ぜひ、一度、考えてみて欲しいと思います。
庶民的な中古住宅のリノベーションについては、今後、具体的な記事を掲載していきます。
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