リフォームは小さかろうが、大きかろうが、住みながら行うのが当たり前。
これが、私の認識です。
ところが、ネット上においては、
- 小さなリフォーム工事は住みながらでもOKだが、
- 大規模なリフォーム工事の場合は、仮住まいが必要
という意見が多いように思います。
そこで、今回は、住みながらリフォームするための方法についてお話したいと思います。
目次
大規模なリフォームでも住みながら行えるのは?
確かに、工事する側から言えば、家は空っぽの方がやりやすいです。
工事が大規模になれば、なおさらです。
また、住みながらの工事の場合、お施主様にもストレスがかかります。
ただ、だからと言って、「仮住まい」まで考えれば、
費用もかさみますし、何より、引っ越しの手間もかかりますので、(行きと帰りで2回)
そういう意味からも、「仮住まい」=ストレスゼロとは考えない方が良いと思います。
なので、結局のところ、
仮住まいが必要か?どうか?は、
- 家の条件
- お施主様の気持ち
次第ではないか?と思うのです。
住みながらのリフォームができる家の条件とは?
まず、大規模なリフォーム工事であっても、住みながら行える家の条件についてお話します。
それは、ズバリ!
そもそも、
「リフォームは小さくても、大きくても住みながら行うのが当たり前。」
こんなことを私が言うのは、今までの経験があるからですが、
私の経験なんてものは、せいぜい、自分が暮らしている地域内だけの話です。
多分・・・。
私の会社が、大都会の狭小住宅ばかり扱っているリフォーム会社であったなら、
きっと、「大規模リフォームにおいて、仮住まいは当たりまえですよ!」って書いてると思うんです。
だって、狭小住宅だと逃げ場がないですから。
住みながらのリフォーム、気持ちの持ち方は?
家の条件を確認できたら、次に大事なのは、気持ちの持ち方です。
確かに、住みながらのリフォーム工事では、様々なストレスを感じると思います。
- 工事の音
- ホコリ
- いろんな人が出入りするなど
イライラすることもあるかもしれません。
そこで、何より大事になってくるのが、
もし、強いストレスを感じたなら、家から出ても大丈夫です。
工事中だからって、家にいなきゃいけないことはありませんから。
※ただし、貴重品などの管理は必ずしておきましょう。
また、
これは、住みながらのリフォームを、本当に良い方向へ導いてくれます。
たとえば、
- 不用品をこの機会に片づけられる(こういうチャンスは滅多にない(笑)
- 毎日、どれぐらい進んだのか?見ることができる(ワクワクしてくる)
- 現場において細部の微調整をしてもらえる(思い描いた以上の出来になるかも)
- 現場の職人さんと顔見知りになる(長いお付き合いができるか?どうかの判断ができる)
などなど、思っている以上に良いことはたくさんあります。
現実には、どうやって住みながらリフォームしていくの?
さて、ここからは、お施主様というよりも、業者側の話にはなってくるのですが、
大規模なリフォームをいったい、どうやって?住みながら工事していくのか?
参考までにお話させていただきます。
大規模工事であっても、区切る
最初にお話ししたように、
小さなリフォーム工事なら、住みながらの工事はできる。
この認識は、どの業者も一致しています。
ならば、大規模工事ではなく、小規模工事の集まりとしてリフォームを行えばいいのです。
もしかして・・・、
大規模工事って、テレビのビフォーアフターみたいなやり方をするんだ!
そんなイメージを持っていませんか?
でも、考えてもみてください。
一度に壊したからって、一度にすべてを作れるわけではないんです。
なのに、全部、壊してしまう必要ありますか?
もちろん、大きな間取り変更等がある場合には、ある程度の広さの解体は必要です。
が、それであっても、どこかで区切るということは、可能です。
古い物を上手に使う
古い物を上手に使うことも、住みながらのリフォームでは大事になってきます。
たとえば、不要になる予定の建具や、キッチンなどは、工事中の仮建具や仮設備として使えます。
実際、住みながら、大規模なリフォームを行うためには、お施主様が暮らす部分と、工事中の部分を分けることが必要になってきます。
そういう時には、解体して捨てる予定の建具を、仮の間仕切りとして使ったりします。
また、「せめて、朝ご飯と晩御飯ぐらいは作れるように!」と、
古いキッチンを、仮置きすることもできます。
段取りで乗り切る
さらに、パッと見は、大変そうに見える水回りの移動も、
段取り次第で、同じ場所でリフォームするよりも便利な場合があります。
もちろん、給排水の位置など現場確認は必須ですが、
もし、場所を変えるのであれば、
新しい水回りを先に取り付け、使えるようにしてから、古い水回りを取り壊すようにすれば、お施主様への負担は限りなく小さくなります。
まとめ
私にとっては、どんな大規模なリフォームであっても、住みながら工事するのが当たり前でした。
でも、最近、ネットを見ていたら、どうも、そうじゃないらしい・・・ということに気づきました。
そこで、私たちが今まで、当たり前にやってきたことも、
もしかしたら、役に立つことがあるかもしれない・・・
そう思って、記事にしてみました。
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