部屋をつなげて一部屋にしたい。
とついつい妄想してしまう気持ちはわかります。
でも、プランはしっかりと立てておくことが大事です。
何故なら・・・
目次
部屋をつなげる=壁がなくなることじゃない
部屋をつなげるために、壁を壊す。
これは、単なる手段にすぎません。
だから、壁さえ壊せば大丈夫!というわけではないんです。
壁を壊した後のことを考えておく
むしろ、大事なのは、
その壁を壊した後、どうするか?の方です。
中でも大事なのが、下記のポイントです。
- 壊した壁の周りをどうするか?
- 2つの部屋のテイストはどうするか?
壊した壁の周りは、どう処理するか?
ちゃんと完成していた壁を壊せば、
当然ながら、壊した部分の周りはゲチョゲチョになります。
要するに、幅にして、約10cm~15cmのゲチョゲチョ部分が、四方グルリと見えている状態になるんです。
しかも、つなげた部屋AとBの床の高さや天井の高さが、ぴったり同じ!とは限りません。
大きな段差ではなくとも、このあたりのことを、どこまで想定しておくのか?
非常に重要です。
もし、diyでやるのであれば、ご自身の技術力も把握しておかないと、にっちもさっちもいかなくなります。
実を言うと、工務店であっても、同様なんですけどね。
2つの部屋のテイストはどうする?
さらに。
AとBという2つの部屋をつなげるわけです。
和室と洋室というパターンもあるでしょうし、
同じ洋室でも、全然、違う雰囲気かもしれません。
それを、一つの部屋にしてしまうわけですから、
どうやって、統一感を出すのか?
ここを、プラン段階から考えておくことが大切です。
もちろん、2部屋全部、リフォームしなおすぐらいの気持ちならいいんです。
でも、それだと、費用がかかって仕方ありません。
できるだけ費用を抑えて、なおかつ、自分が妄想していたような一部屋にしたい!
のなら、最初から、頭の中でたくさん考えてみましょう。
頭の中なら、どれだけ考えてもタダです。
内装は何で統一感が出る?
ちなみに、内装の統一感を出すためには、
- 素材
- 色
をできるだけ統一すること。
また、内装と言っても、
- 天井
- 壁
- 床
だけでなく、
- サッシの枠
- ドアの枠やドアそのもの
まで、目を向けると良いでしょう。
もちろん、内装は敢えて統一せず、
インテリアや家具で統一感を出すのも良いかもしれません。
そのあたりは、もう、センスですよね。
まとめ
壁を壊して部屋を1つにしてほしい。
今までに、そういう要望は、たくさんありました。
そこで、現場を確認し、見積もりを作るわけですが、
一番、頭を悩ませるのは、
壁を壊すことよりも、
壊した後のAの部屋とBの部屋の取り合いはどうするか?
という部分なんです。
「う~ん。Aの部屋とBの部屋。
取り合いの部分は、〇〇にするか?イヤ、△△にした方がいいか?
AとBの部屋のドアとサッシ枠は、◇◇だしなぁ・・・」
そんなことを、ああでもない、こうでもないと妄想しながら、
どこまで、工事をするべきか?についても、さんざん、悩むんです。
結局、いくつかのプランと見積もりを持って、お客さんのところへ行くわけですが、
断言します。
部屋をつなげるリフォームは、こういう妄想(想像力)をした方が、絶対にうまくいきます。
だから
- 部屋をつなげるリフォームを、今までにやったことのない方(工務店も含め)
- なんとかdiyでやってみようかなと思っている方
には、ぜひ!言いたいんです。
「壁を壊すことだけに、集中しないでください」と。
それよりも前に、壁を壊しちゃう前に、必ず2つの部屋の完成形を頭の中で妄想してください。
イメージしてください。
自分の技術力をシビアに考えてください。
それが、成功への第一歩です。
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