お風呂を新しくするなら、システムバスで!
この考え方は、昔も今も変わっていません。
そりゃあ、露天風呂とか、ヒノキのお風呂とか憧れますが、
一般の家庭には不向きです。
また、昔ながらのタイルのお風呂では、
- 冷たい
- 目地がカビる
- 構造材に悪影響を及ぼす
とさんざんですしね。
それに比べ、今のシステムバスは、
- 温かい
- 目地が少ない
- 水漏れもしない
と3拍子揃っていますから。
ただ。
以前と違っていることが一つだけあります。
それは!
新しくシステムバスを入れるならば、
今度は間違いなく!窓なしにする!ってことです。
システムバスの窓が諸悪の根源に!
長年、システムバスを使い続けて、はっきりとわかったこと。
それは、
システムバスの窓って、諸悪の根源だ!
ってことです。
その理由は、多くの人がおっしゃっているように、
- 冬はなんてったって、窓が寒い。
- 窓が結露する。
- 窓のカビの生え方、半端ない。
ってことなんですが、
実はそれだけじゃあありません。
私が一番、あかん!と思うのは、システムバスの窓掃除の大変さ!です。

この窓は高さ的に掃除が大変です。
システムバスの窓掃除が大変な理由
たとえば、引き違いの窓の場合、
一番、綺麗になるのは、
サッシ窓をレールから外して、どちらもきっかりと掃除をすること!です。
確かに、毎日こまめに掃除していれば、窓は一応、綺麗に見えるかもしれません。
でも、それは見えている部分だけ!の話です。
そもそも、
浴室ともなれば、水蒸気はありとあらゆるところに入り込みます。
つまり。
サッシ窓を外してみると、うわ、ここも、カビてるじゃん!
なんてことは、アルアルなんですね。
レール部分に注意!
とは言え、サッシ窓部分はまだいいんです。
外しさえすれば、水で丸洗いができますから。
問題は、レール部分の方です。
サッシ窓を外したら、ついつい、レール部分も水を流して掃除したくなりますよね?
でも。
サッシのレールは、外壁側へ少し出っ張ってるはずです。
しかも、このでっぱりは割と小さいでしょう?
たったこれだけのことが、何を引き起こすのか?
と言うと、窓の結露が、レールを伝って、外壁を傷めてしまった実例もあったぐらいです。
もちろん、すべてのシステムバスの窓がそうだ!というわけではありませんが、
少なくとも、掃除のために、レールに水をジャージャー流す!なんて、とんでもありません!
システムバスの窓の取り付け方も関係?
さらに!
システムバスって、どうやって窓を取り付けているか?ご存じでしょうか?
は?窓の取り付け方が、なんの関係があるの?
と思った方、甘いですよ。
まぁ、リフォームの場合は当たり前ですが、
新築であっても、窓は、システムバスを組む前に柱に取り付けますから、
結局、どのメーカーのシステムバスであっても、
システムバスの壁の方を、窓の大きさに合わせて現場でカットしていくんです。
もちろん、システムバスの壁を窓に合わせてカットすると言っても、
おおよそのサイズを合わせるだけなので、
窓とシステムバスの壁はぴったりとは合わず、
多少の隙間はできるのが普通です。
だから、その隙間を隠すために、ほとんどのシステムバスメーカーは、プラスチック系の窓枠を上からかぶせる形にしています。
ただ、この状態のままだと、かぶせただけなので、当然ながら、水は漏れてしまいます。
そこで、窓枠の隙間をふさぐために、結局のところコーキングを使うわけです。
ところが、このコーキング!
ご存じのように!真っ先にカビにやられます。
だから、ついつい、ゴシゴシやると?
コーキングですもん。切れる可能性があります。
しかも、しかも、窓って、柱にくっついてるんですよ?
- 切れたコーキングの隙間から、掃除の水が柱へ到達したら?
- 蒸れたら?
- 柱が腐ったら?
と、想像していくと、恐怖におののく羽目に陥ります。
もっとも、
あんまり疑心暗鬼になりすぎると、家なんて住めなくなりますが(笑)、
そういう可能性をも考えていくと、やっぱり、今度は窓なしのシステムバスにしよう!
そう私は思っています。
まとめ
システムバスに窓があると、確かに日中は明るいです。
でも。
我が家では、日中、お風呂に入ることはほとんどありません。
だから、採光なんて必要ありません。
また、システムバスの換気は、家族全員、お風呂に入り終わった夜中に換気扇を回すのが一番です。
イメージ的には、窓を開けて換気扇を回した方が効率が良さそうに思えますが、
システムバスの場合は、換気扇のダクトの位置と窓が近いので、
換気扇でせっかく湿気を排出しても、その湿気が、また窓から中へ入ってくるのだそうです。
つまり。
採光も湿気対策としても、システムバスには窓は必要なし!という結論が導き出せます。
また、防犯の観点からも、窓はない方が良いように思います。
私のようなおっちょこちょいは、お風呂の窓を閉め忘れて出かけた・・・
なんてことも、たびたびありますから。
というわけで、システムバスの窓、今一度再考されてはいかがでしょうか?
コストも安くなりますし。
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