トイレの手洗いは、あった方が絶対に便利。
以前は、そう思っていましたが、かなり以前から、私自身は、トイレの手洗いは使わないことにしています。
とは言え、それは、我が家の場合の話。
現実には、家の間取りや住む人の考え方によっても、そこは異なってきますので、何をどう考えればよいのか?について、お話しておきます。
目次
トイレの手洗いの種類から考える
トイレの手洗いは、大きく分けて2種類あります。
- トイレタンクの上の手洗い
- トイレとは別の手洗い
トイレタンクの上の手洗いの場合
昔ながらのタンクトイレには、タンク上に手洗いがついているタイプのものがあります。
トイレの水を流すと、ついでに蛇口から水が出てくるので、とても楽です。
ただ、ここで手を洗おうとすると、便器が手前にあるため、結構、無理な姿勢にならざるを得ません。
さらに、問題は、左に見えているタオルです。
水に濡れている手が蛇口からタオルへ到達する間に、水滴が落ちることはよくあります。
また、湿ったタオルが、壁にかけられているため、カビが生える!という奥様方の不満を、しょっちゅう聞かされました。
これらの経験上、トイレのタンクの上の手洗いは、なしの方向で考えた方が良いように思います。
我が家は、現在、タオル掛けも、トイレのタンクの上の手洗い部分も取っ払ってしまいました。
トイレとは別の手洗いの場合
そのせいもあってか?最近は、トイレとは別に、手洗いをつけることが多くなってきました。
タンクレスのトイレも増えてきましたから、なおさらです。
この時、考えておきたいことが、二つあります。
手洗いボウルの大きさについて
手洗いボウルは、いろんなタイプのものがありますが、たとえば、
- 薄型タイプ
- 小さめタイプ
の場合は、手洗いの水が回りに飛ぶ可能性は高くなります。
実際、大人の場合は、ボウルの大きさに合わせて、静かに手を洗うことができますが、お子さんの場合は、そうもいきません。
バチャバチャやって、ビショビショ。なんてことは、よくあります。
トイレの空間を少し、広めに取る方法
一般的な、トイレの幅は、3尺(910mm)です。
でも、これは、柱の芯から芯までが、3尺という意味ですので、そこに、下地材や仕上げ材を加えていくと、内寸は、おおよそ780mmぐらいになります。(関東間の寸法です)
そこへ、手洗いを別に取り付けるというのは、かなり厳しい状態になると思います。
そこで、トイレの空間を、少し広めにすることを考えましょう。
もし、間取り上、3尺以上は無理!ということならば、柱一本分だけで良いので、ずらして施工してもらうようにしましょう。
おそらく、柱一本分ずらすだけなら、間取りを大きく変更することなく、やれる場合が多いはずです。
ちなみに、たかが、柱一本分ごとき。と思うかもしれませんが、トイレが10cm広がるだけで、広さの感覚は、全然、異なってきます。
最初から、洗面所で手を洗う場合
余分な費用もかからず、できるのが、この方法です。
最初から、トイレには手洗いをつけず、洗面所で手を洗うようにするだけです。
もともと、水周りは、ギュッと一まとめにしてプランするので、トイレの隣は洗面所ということは多いはず。
隣に行くだけなので、それほど、面倒でもありません。
それに、なんと言っても、石鹸でアワアワぶくぶくしながら、思う存分、手が洗えます。
ちなみに、この方法の唯一のデメリットが、お客さんが来た時、トイレだけじゃなく、洗面所まで見せなきゃいけない!という点です。
ただ、これも、考え方次第。
お客さんの目があった方が、洗面所も綺麗にしておくでしょうしね。
もし、どうしても、他人の目にさらしたくない!場合には、お店のように、おしぼりを用意しておけば良いと思います。
まとめ
トイレの手洗い一つとっても、人によって、いろんな考え方があるものです。
だから、それぞれのメリットやデメリットを考えながら、自分に合った商品やスタイルを選べば良いと思います。
そのための、指針にしてみてくださいね。
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