普通の木造(在来工法)の場合、窓枠は、約10cmの奥行きがあります。
実際、10cmの奥行きがあれば、結構、いろんな物が置けます。
そこで、窓枠に棚を取り付ける場合、どうしたら良いのか?
一番、簡単な方法と成功の秘訣をお話したいと思います。
棚を取り付ける窓を選ぶ
まずは、棚を取り付ける窓を選びましょう。
最近、窓に棚を取り付けるのが、diyなどで流行っているようですが、頻繁に開け閉めするような窓には、不向きです。
できれば、
- いつも締めたままの窓。
- 防災上、そこからは、絶対に逃げない窓。(格子がはまっているなどの理由で)
がおススメです。

窓の右半分だけ棚にしたので、左側の窓は開きます。
窓枠の棚に何を飾りたい?
窓枠に棚を作る時には、
大雑把なイメージでも良いので、何を飾りたいか?
明確にしておきましょう。
そうじゃないと、せっかく作った棚があまり役立たないなんてことになりかねません。
最初に棚ありき!ではなく、最初に飾るものありき!で始めるのが正解です。
飾るものがはっきりしていればいるほど、必要な棚の高さ(段数)が決まりますし、必要な棚の強度もわかります。
窓枠の棚の作り方
窓枠の棚の作り方は、簡単です。
棚を窓枠に直接、取り付けようと思うと、大工でも「どうやって取り付けるかな~?」と悩むほどなので、発想を変えましょう。
- まずは、(独立した)棚を作成。
- その後、棚を窓枠にはめ込む。
この方法が、一番、簡単です。
一番、気をつけなければならないのは、窓枠の寸法を、きちんと測ることです。
ちゃんとミリ単位で確認。
数回、測って確認!です。
ただし。窓枠は、綺麗な四角形とは限りません。
長年の間に、多少、変形もしているはずなので、窓枠の寸法は、
- 上、(中)、下
- 左、(中央)、右
で、必ず、測るようにしてください。
また、窓枠の四角の中に、一回り小さな四角い棚を作って入れ込むより、はしごの形にしておいた方が、綺麗に収めやすくなります。(下図参照)
これは、もともとの窓枠がゆがんでいるかもしれないことを考慮に入れ、できるだけ接地面積を少なくするためです。
ちなみに、図では、窓枠の半分だけを棚にしていますが、全面、棚にするならなおさら、この方法が、おすすめです。

距離が長くなればなるだけ、ゆがみは大きくなるから。
窓枠の棚に適した材料は?
また、窓枠の棚に適した材料は、できるだけ反りが起きない材木が理想です。
そのため、v子が、よく使うのが、集成材です。
どちらかと言えば、窓のそばは、湿度や日光などで、環境は過酷です。
せっかく棚を作ったのに、たわんだ。反った。なんてことにならないよう、考えておきましょう。

集成材は、こんなふうに、材木が寄木のようになっています

比較のために、無垢材の写真も掲載しておきます
まとめ
いかがでしたか?
窓枠に棚を作るのは、やる気と根性があれば、そんなに難しいことではありません。
でも、どうせ作るなら、できるだけ100点満点の棚を作りたいもの。
そのためには、デザインだけでなく、
- 防災を含めた棚の使い勝手のこと。
- 綺麗におさめる棚の作り方。
- 棚の材料のこと。
この3つのことも、きちんと考えておきましょうね。
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