高齢の両親がリフォーム。反対?賛成?

親の家がアリ地獄へ 暮らしの困ったや不便を解決

高齢のご両親が家をリフォームしたいと言い出した時、

子供であるあなたは、反対しますか?賛成しますか?

 

基本、その家はご両親の家であり、リフォーム代金はご両親のお金です。

だから、子供のあなたに、なんだかんだと言う権利はありません。

 

とは言え、中には、

  • どうせ親の家は古い。
  • 子世帯は別に家を持っている。
  • だから、親の家は最終的には壊すつもりだから、何もしないでいい。

と言い切っている子供さんもいらっしゃいます。

 

確かに、こういう問題は、どっちが正解なんてことはなく、

それぞれのご家庭で家族会議をしながら決めていけばいいことです。

 

が。余計なお世話だとは思いつつも、

どうしても気になるので、今回は、そのお話をさせていただこうと思います。

 

 

将来の予定は具体的ですか?

最近、私は、空き家探しをしているので、

余計に、気になります。

 

あなたの高齢のご両親の家も、あんなふうになってしまわないか?と。

 

実際、「親の家は、最終的には壊せばいい。」と言っている人でも、

本当に、ちゃんと実行するんだろうか?

と、思ったりして・・・。

 

意地悪なようですが、

「そのつもりでいる」は、「具体的に予定している」のとは違います。

なんとな~く、そうしようかなぁ・・・自分で勝手に、そう思っているだけのことです。

 

たとえば、もし、本気でご両親の家を壊すつもりでいるのなら、

  • 壊すのに、大体、どれぐらいの予算がかかるのか?きちんと把握している。
  • 解体費用は、ちゃんと準備をしている。
  • ご高齢の親御さんからも、きちんと了解を得ている。

これぐらいは、やっておくのが当然です。

 

 解体しないのなら?

一方、高齢のご両親の家を解体しない・・・と選択している場合には、

今のうちから、売ることを考えておいて損はありません。

 

実際、「売る」時期を逸すると、ご両親の家は、空き家のアリ地獄へと落ちていきます。

 

まぁ、世の中は広いので、

よほどの変人が買ってくれるのを、ひたすら待つのもアリかもしれませんが、

その前に、「もう家が壊れ始めてますよ~」

って、耳元でささやきたくなる空き家が、今はゴロゴロしています。

 

親の家がアリ地獄へ

 

 

高齢の親のリフォーム。反対?賛成?

で、ここからがようやく本題です。

 

ご高齢のご両親がリフォームしたいと言い出した。

これ。

最終的に「売る」つもりなら、基本的には賛成で良いと思います。

 

ただし、介護とか医療とかの費用も考えておきたいし、あまり大金をかけてほしくない!

と思うならば、下記の3つに絞ってみてはいかがでしょうか?

 

もちろん、家の状況にもよるので一概には言えないかもしれません。

でも、なんでもかんでも、お金をかけまくるリフォームをするより、絶対に、効果的です。

 

v子
v子

※リフォーム屋は、工事高を上げたくて必死に食らいつくかもしれませんが、無視しましょ。

 

ちなみに、その3つとは?

  1. 屋根のメンテナンス
  2. トイレの改装
  3. お風呂の改装

です。

 

屋根のメンテナンス

屋根のリフォームは、費用がかさむことがネックです。

ですから、こまめなメンテナンスを欠かさず行うようにしましょう。

 

v子
v子

※すでに、今現在、屋根がダメかもしれないという場合には、一番、費用がかからない方法を考えてもらいましょう。
あ、でも、くれぐれも、訪問販売とかには引っかからないようにね。

 

実際、雨漏りによるカビの発生に気づかなかった!

という方もいらっしゃったので、注意してあげてください。(カビは健康被害の元にもなります)

 

トイレの改装

それから、昔ながらの便所や和式トイレは、高齢の親御さんには堪えます。

でも、だからって、すべてが全自動のお高いトイレを入れる必要はありません。

最低限、洋式で水洗で、便座が温かい。

そんなトイレにしてあげましょう。

もちろん、ハンドバーは必須ですね。足腰も楽になりますから。

 

お風呂の改装

今や、お風呂でのヒートショックが危険なのは、周知の事実です。

寒いお風呂は、本当に危険です。

なので、暖かさを保てるシステムバスが良いでしょう。

大きさは、0.75坪が良いです。(1坪サイズは、高齢者の場合、危険なことがあります)

必要なのは、ハンドバーのみ。

余裕があれば、浴室暖房機も入れてあげるといいですね。

それ以外の、贅沢なオプションは必要ないでしょう。

 

win-win-winの関係づくり

高齢の親がやりたいっていうんだから、好きにやらせておけばいい。

それが、今までの当たり前でした。

 

でも。

私がここで提案しているのは、

win-win-winの関係、つまり、三方良しの考え方です。

 

  1. ご高齢のご両親にとっても、暮らしやすい快適な家になること。
  2. その家をいずれ、背負わなければならないあなたにも、負担にならない家になること。
  3. そして、その家をいつか購入するであろう未来の買い手にとってもメリットのある家であること。

 

そのためには、上記の3つのリフォームがカギになるだろうな・・・と。

 

もちろん、そんなもん、俺はやりたくない!

俺の家だぞ。

俺の所有物だぞ。

俺の勝手にする!

 

という人には、お勧めしておりません。

 

まとめ

家というのは、新築で誕生してから、解体されるまでの間が寿命です。

ところが、

  • 寿命を全うすることすら許されず、
  • 誰にも振り向かれず、
  • 単なる厄介者として、取り扱われる

そんな家ばかり、最近、見ているので、だんだんと、つらくなってきました。

だから、せめて、ここで提案してみようと。

何かの気づきになれば、うれしく思います。

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