システムバスというのは、日本のお風呂を劇的に変えました。
昔からあるタイルのお風呂とシステムバス。
一番の違いは、なんと言っても!水漏れするか?しないか?です。
タイルの場合は、目地から水が少しずつ漏れていき、構造材等が腐っていました。
一方、システムバスの場合には、よほどの施工不良がない限り、水漏れはゼロ。
つまり、構造材が腐るなんてことは、なくなりました。
ところが、この水漏れをしないというメリットこそが、
システムバスの最大の難点となっていきます。
だって、お風呂って湿気があって、暖かい。
皮脂汚れや石鹸カスもある。
さらに!水漏れもしない密閉空間。
そりゃあ。カビ、生えまくりです。
システムバスの選び方
だからこそ、私たちは、カビを予防するために、
掃除もするし、換気もよくするし、
毎日、毎日、頑張っています。
でも。
カビは至るところに生えるもの。
そう!現実は、ショールームとは違います。
住んでから、しまった!って思わないためにも、
システムバスの掃除のしやすさは、とても大事。
だって、最低でも365日×20年は、ずっとそのお風呂に入るのですから。
システムバスの目地に注意
タイル貼りのお風呂と比べれば、
システムバスの目地はかなり少ないです。
が、量の問題ではありません。
なにしろ、目地ってやつは、カビが生えやすい場所なんです。
一般的に、システムバスの場合は、
- 壁パネルのジョイント部分
- 壁と浴槽が接する部分
- 壁と床が接する部分
- サッシ周り
こういう部分が目地にあたります。
お風呂では水をジャバジャバ使います。
だから、目地からの水漏れを防ぐためには、
目地をコーキング材でふたをしなければなりません。
もちろん、使っているのは、防カビのコーキング材なのですが、
v子は、その効果を実感したことは、ほとんどありません。
そのためでしょうね。
最近のシステムバスは、そうした目地をできるだけ減らす工夫をしています。
ぜひ、各メーカーで確認してみると良いでしょう。
ありとあらゆる場所にカビは生える
システムバス自体の目地は、構造上のことでもあり、
メーカー側もいろいろ、工夫してくれています。
ただ、カビというのは、ありとあらゆる場所に生えるものです。
システムバス購入時に、意外に気づかないのが、
システムバス内に取り付けてもらう付属品との隙間です。
ショールームでは、
- わぁ、この鏡がいい。
- この棚、便利そう。
なんて言いながら、次々と決めていくでしょう?
でも。最近、つくづく!
棚と鏡なんて、つけなきゃ良かったと思います。
なぜなら、
鏡や棚って、システムバスと一体にはなっていないんです。
あくまでも、現場で後付けするものです。
つまり。
システムバス本体とそれら付属品の間には、微妙な隙間があるんです。
これがね~。
使っている間に、しっかり、カビるわけです。
カビなくても、ホコリが溜まったりする。
まさか!
と思うでしょ?
まさかが起きるのが、現実のシステムバスです。

掃除のしやすさを考えるなら、ここもチェック!
まとめ
システムバスを掃除して20年。(タカラスタンダードを使用)
8割は、システムバスに対しての不満はありません。
水漏れはしないし、
壁も床も浴槽も、それなりに綺麗です。
ただ。
一つ言えるのは、掃除のしやすさを第一に考えるべきだったなぁと。
そもそも、鏡も棚もなくても困らなかったのに・・・。
何故?取りつけちゃったんだろう?と。
多分。
それが、当たり前だったんですよね。
システムバスには、鏡があって、棚があって、タオル掛けがあって・・・
自分が使うかどうか?なんて、考えもしなかったんでしょうね。
でもね。
システムバスだけじゃなく、お風呂掃除する人自身も、確実に年を取りますからね。
ぜひ。一考してみてくださいね。
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