人は見た目が9割という本があるように、
住まいも見た目が9割だろうな・・・と思います。
だから、多くの人が、新築に群がります。
でも、古いボロイ家でも「綺麗に見せる」ことはできます。
- むしろ、古い家の方が、オシャレだったり、
- 古い家の方が、オリジナリティがあふれていて、
いいな・・・と思えるものも少なくありません。
ただし、「古い綺麗に見せる」時には、気を付けたいポイントがあります。
今日は、そのお話を。
化粧とすっぴんみたいなもの
古いボロイ家を綺麗に見せる時、
気を付けたいポイントとしてわかりやすいのは、
化粧とすっぴんのたとえだと思います。
女性ならわかると思いますが、
化粧さえすれば、誰もが皆!綺麗になるわけではありません。
ある意味、化粧は最後の仕上げみたいなもの。
何より大事なのは、「すっぴん」の状態がどうなのか?です。
ちなみに、「すっぴん」の状態とは、
単にお肌の状態がいいとか悪いとかだけの話ではありません。
どれだけ、お肌がピチピチでも、
もし、覇気のない、暗い顔をしていれば、
やっぱり、綺麗には見えないからです。
古いボロイ家を綺麗に見せる3つの要素とは?
上記のたとえから、
古いボロイ家を綺麗に見せるために欠かせない3要素がわかります。
それが、
- 化粧・・・内装材
- 素肌・・・古い家が持っている資産
- 気持ち・・・好き・楽しい
です。
内装材は、古い家に合わせる
まず、化粧としての内装材です。
以前、内装材の経年劣化についてお話しましたが、
古い家を化粧する時には、
新築の視点をそのまま、持ってきてもうまくいきません。
古い家には、古い家の内装材の選び方ってものがあるんです。
古い家の資産を棚卸する
また、古い家を綺麗に見せるためには、
徹底して、その家の資産の棚卸を行います。
資産の棚卸とは、
古い家の良いところを、できるだけ見つけることです。
- 日当たりが良い
- 景色が良い
- 風が気持ちいい
というようなものだけでなく
- 使ってある木材が今はもう流通していない
- 古い雨戸や建具が趣がある
- 歴史があるように見える
など、
- 感情面から
- 生活面から
- 材質面から
ありとあらゆることを、どんなに小さなこともスルーせずに書き出しておきます。
大事なのは、見えない資産を見つけるぞ~!
という意気込みです。
あなたにとって、その家がどう見えているのか?は、
ちゃんとわかっています。
古くてボロイんですよね?
だからこそ、
これは、やる価値があります。
もし、何も出てこなくなったら、
友達でも、知人でも、赤の他人でも(笑)
誰でもいいので、その家の良いところが他にないか?
見つけてもらいましょう。
古い家を好きになる、そして楽しむ
そして、最後の3つ目ですが、
多分、これは、何もしなくてもいいはずです。
なぜなら、
古い家の資産の棚卸を行った時点で、
- どんどん、その家が好きになってくるし、
- ワクワク楽しくなってくるはずだからです。
もっとも、古い家の棚卸をやっている間に、
良い点だけでなく、悪い点も出てきちゃうと思うので、
もしかしたら、ゲンナリすることもある・・・かもしれません。
でも、
- その欠点を、どう克服するか?
- どういうアイディアで、乗り切るか?
考えるのは、ワクワクするし、
それが、実現した時の喜びって、半端じゃない!
ってことを、付け加えておきます。
まとめ
古いボロイ家を綺麗に見せる。
私は、リフォーム屋だったので、それはとても簡単でした。
実際、今住んでいる家は、
傷んでいた水回りを、全部、新品に変えましたから、
本当に、雰囲気はガラリと変わりました。
でも。
最近、思うわけですよ。
う~ん。
水回りを全部、綺麗にするって言うのは、
ある意味、簡単だけど、逃げたな・・・と。(笑)
さすがに、ポッチャントイレや、寒いお風呂っていうのは厳しいですが、
洗面やキッチンは、アイディアと工夫でなんとかしてみたいな・・・ってね。
だから、あぁ、早く、もっと古い家が欲しい~~~~~
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