子供の頃から、
「整理整頓をしましょう。」
そうしつけられてきました。
また、ここ10年、断捨離や、収納術などの本が話題になることも多く、
日本じゅうが、整理整頓熱に浮かされているかのようです。
でも、どんなことも、過ぎたるは及ばざるがごとし・・・なのではないでしょうか?
整理整頓すべきは何か?
整理整頓が行き届いた家は、確かに見た目には気持ちいいですよね。
でも。
すべてが、整理整頓されなければいけないのか?
というと、
どうもそれは違うんじゃないかな・・・
なんてことを、肌で感じていた矢先、
- 整理整頓するのは、道具のみ。
- 材料は、散らかっていていい。
そう言っている本に出会いました。
それ以来、私の中にあったモヤモヤが晴れ、青空になった気分です。
見た目には綺麗。でも・・・
そもそも、
整理整頓しても、なんとなくモヤモヤしていたのは、
私自身の整理整頓が下手だった・・・
ということもあるかもしれません。
とりあえず、見た目をスッキリさせるために、とにかく、しまい込む。
そんな整理整頓をやりがちだったんだと思います。
でも、ご存知のとおり、
整理整頓とは、見た目の綺麗さではなく、
使い勝手の良さに、フォーカスしないと意味がありません。
何かをしようと思った時、スムーズにそのための道具が取り出せる。
そのことが、一番、大事なことです。
ただし。
それは、あくまでも「道具に限っての話」です。
整理整頓のデメリットとは?
何かをするための道具。
これを、探している時間は、もったいない時間です。
だから整理整頓は意味があります。
でも。
私たちの暮らしは工場ではありません。
だから、材料までキッチリ整理整頓する必要はないんです。
実際、あれもこれも、すべてを整理整頓しようとすると、
- 整理整頓に気疲れする
- その材料自体が死んでしまう(目につかない所へ追いやられた結果)
ということがよくあります。
もちろん、身動きが取れないほど、散らかしてはいけませんが、
材料同士が何らかの化学変化を起こすのを妨げるほど片付けてはいけません。
私たちの暮らしが、もし。
毎日、毎日、同じように、ベルトコンベアーで流れていたら?
多分、つまらな過ぎて、気が狂いそうになるはず。
だからこそ、
私たちは、新しい何かを求めてきました。
現に、私たちは、
旅行へ行ったり、外食したり、イベントに参加したり、
今まで、いろんなことをやっていましたよね?
それらは、すべて、自分の暮らしに新しい風を取り入れる一つの手段だったんです。
でも。
コロナで、そういうことが難しくなってみると、
毎日の暮らしの中で、新しい発見をすることの大切さが、今まで以上に実感できたはず。
だから、
これはチャンスです。
行き過ぎた整理整頓は、もう止めましょう。
確かに、整理整頓された美しい部屋は第三者には絶賛されるでしょう。
でも、他人の評価よりも、大事なのは、あなた自身のワクワクドキドキです。
整理整頓のデメリット?のまとめ
私たちは、いつの間にか、
整理整頓や断捨離、収納術の情報に接するあまり、
目的を見失ってしまっているのかもしれません。
イメージの力は大きく、それが先入観となり、私たちを蝕みます。
たとえば、
整理整頓された、まるでショールームみたいな部屋や家には、確かに憧れます。
文句なしにステキですから。
でも。
もし、そのために、自分自身のワクワクドキドキを犠牲にするのであれば、
それは、多分、正解ではあり得ません。
だから、ぜひ。
道具と材料。
このキーワードで整理整頓を考えてみてください。
ちょっと、今までとは違う整理整頓ができると思いますよ。
料理の道具は、あれ?どこだっけ?とやってると、イライラしてきます。
だから、道具を使いやすく整理整頓しておくことは大切です。
ですが、冷蔵庫の中の食材(材料)はどうでしょう?
整理整頓しすぎて、毎回、同じ味付け、代わり映えのしない料理になっていませんか?
冷蔵庫の中で食材を腐らせてしまっては元も子もありませんが、「あ、忘れてた!」「今日じゅうに、使わなきゃ!」のおかげで、普段は絶対に作らない変わった(笑)料理になることもあります。
まずければ、がっかり。
美味しければ、狂喜乱舞。(笑)
どちらにしても、こういう感情豊かな毎日って、楽しそうじゃありませんか。
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