石油ストーブと石油ファンヒータ、どっちがいいんだろう?と思いますよね?
特に、灯油は以前から値上がりが続いていますので、コスパはとても気になるところです。
そこで、単なる数値の羅列ではなく、
ここ数年、実際に使ってみた体感も交え、
石油ストーブと石油ファンヒーターの現実的な比較をお話したいと思います。
石油ストーブと石油ファンヒーターの数字上の比較
まず、石油ストーブと石油ファンヒーターの数字上の比較をしてみたいと思います。
どちらも、いろんなメーカーさんの物がありますが、
今、自宅にあるのは、
- 石油ストーブ(2台とも)・・・トヨトミ
- 石油ファンヒーター(1台)・・・CORONA
なので、この二つで比較します。
確認する場所はココ!
石油ストーブも石油ファンヒーターも、側面に貼ってあるシールをチェックします。
(取説がない場合に便利です)
写真では見えにくいかもしれませんが、
石油ストーブの方が、最大燃料消費量 0.279ℓ/h
石油ファンヒーターは、(最大)燃料消費量 0.310ℓ/h
と書かれています。
これを見る限りでは、1時間当たりの最大燃料消費量は石油ストーブの方が少ないですが、
石油ファンヒーターの方は、暖房出力を適時、制御していますので、
弱運転の場合には、もっと灯油の消費量は少なくなります。
トータルで考えると石油ファンヒーターがお得?
最大消費燃料を比べてみても、0.279ℓと0.31ℓの差は、わずか0.031ℓです。
1日8時間、石油ストーブや石油ファンヒーターを使ったとしても、
1日当たり、0.248ℓの差ですから、金額にしても、1日当たり26円の違いしかありません。
この辺りの灯油価格=105円/ℓ程度で計算しています。
しかも、石油ファンヒーターの方は、弱運転などの制御もあるので、
トータル的に見れば、結局、石油ファンヒーターの方がお得なんじゃないか?
と私自身、考えていました。
ところが。
現実には、そうとも言い切れないんです。
石油ファンヒーターの弱運転は、いつ行われる?
まず、石油ファンヒーターが弱運転に切り替わるのは、いつなのか?
そこを知らずして、石油ファンヒーターの方がお得だとは言い切れません。
実際、石油ファンヒーターが弱運転に切り替わるのは、
自分が設定した部屋温度に達した時です。
なので、設定した部屋温度に達しない場合は、ずっと最大で燃料を消費し続けます。
つまり、石油ファンヒーターの方がお得!になるためには、
下記の3つの条件が深く関わってくるということです。
- 地域
- 気候
- 石油ファンヒーターの置き場所
温かい地域なのか?寒い地域なのか?
暖冬なのか?そうじゃないのか?
日当たりの良い場所なのか?日陰なのか?などなど、
ある意味、灯油の消費量は、石油ファンヒーターのセンサーが握っている!
そう言っても過言ではないでしょう。
私が出した答えはコレ!
じゃあ、石油ストーブの方がいいのか?
というと、それもちょっと違うんですよね・・・・。
そこで、結局、私が出した答えがコレ!です。
石油ストーブと石油ファンヒーターは時期や気候によって使い分ける!
つまり
- それほど寒くない時期・・・>石油ファンヒーター
- もっと寒い時期・・・>石油ストーブ
この方法が、一番、コスパが良くて、一番、快適かな?と。
もちろん、これは、我が家の場合には!という条件付きですけどね。
石油ストーブと石油ファンヒーターの比較
実は、上記のような結論に達したのには理由があります。
結局、石油ストーブも石油ファンヒーターも実際に使ってみると、
石油ストーブと石油ファンヒーターは、似ていても同じじゃない!
って実感するんです。
しかも、これを読んでいる方の環境は皆違うわけですから、
- 石油ストーブがいい!
- 石油ファンヒーターがいい!
なんて答えは、私には出せません。
そこで。
一応、石油ストーブと石油ファンヒーターの比較を表にしてみましたので、
これも参考にしつつ、ご自分なりの答えを見つけてみてください。
石油ストーブとファンヒーターならどっち?のまとめ
石油ストーブと石油ファンヒーター、どっちがいいんだろう?
この問いに対する答えは、人の数だけあるように思います。
だから、単純に数値だけ比較してみても、あまり意味はないのかな?と。
結局、
住んでいる場所や、住まいの状況によっても、大きく関わってきますので、
臨機応変に・・・ってことですね。