災害に強い?古い家の汲み取り式トイレのリフォーム方法とメリット

汲み取り式の水洗トイレ 暮らしの困ったや不便を解決

田舎の実家や空き家など、一番イヤなのは何か?と言ったら 古い汲み取り式のトイレです。

正直、それがイヤで、田舎の実家には行きたくなくなる・・・と言っても過言ではありません。

ところが、この大嫌いな古い汲み取り式のトイレが、意外にも災害に強いってご存じでしたか?

最近は、インフラがダメになるアクシデントも起きていますし、
異常気象による災害なども、以前よりも増えてきていますので、
防災という観点を盛り込みつつ、なおかつ、老若男女すべての方が、古い汲み取り式のトイレでも快適に使えるリフォームを一度、考えてみましょう。

古い汲み取り式トイレが災害に強い理由

今の日本においては、汲み取り式トイレは、

  • 汚い
  • 臭い
  • 怖い

と3K全部、揃っています。

ですが、汲み取り式トイレは、自宅だけですべてが完結するのです。

つまり、

  1. 自宅で用を足したら
  2. それを、タンクに溜めておき、
  3. 溜まったら、業者が汲み取りをする

ため、水洗トイレのように、はるばる遠くまで汚物が流れていく・・・ということがありません。

確かに、平時においての水洗トイレの便利さや快適さは、汲み取り式トイレとは比べ物にならないぐらい素晴らしいものです。

が、一方で、水洗トイレは、水道水や下水など、大掛かりなインフラに頼っているので、
災害が起きた時に、使えなくなる可能性が汲み取り式よりも格段に高くなります。

  • もし、下水が壊れたら?
  • もし、水が止まったら?

水洗トイレは、使えなくなります。

が、汲み取り式のトイレなら、おそらく1ヶ月ぐらいは、大丈夫なはずです。

もちろん、汲み取り式のトイレも業者に汲み取ってもらう必要がありますので、
完璧な解決方法ではないのですが、ある程度の時間稼ぎはできるはずです。

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ただし、大雨や洪水等で大量の水が汲み取り式の便槽に入ってしまうと、汚物があふれ出す可能性があります。
お住まいの地域のハザードマップなどで、その危険性があるか?ないか?は、必ず確認しておきましょう。

古い汲み取り式でも快適なトイレにする

古い汲み取り式のトイレの方が災害には強そうだ・・・ということが確認できても、子供たちや若い人の中には、和式のボットントイレでは、無理!って方は多いはず。

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子供心に、アレは怖かったです。ほんと。

また、ボットンでなくとも、和式の姿勢は、年配者にもきついです。

そこで。
和式トイレに簡単にかぶせるだけでOKの簡易トイレもあります。

ただ、このタイプは、あくまでもカバーなので、ズレ防止など工夫が必要ですし、ボットンの気持ち悪さは解消されません。

実を言うと、うちの実家も、一時期、使っていたのですが、
私自身、汲み取りトイレの深~い底が見えるのが、イヤでたまりませんでした。そこ?そう、底!

そういう時は、簡易水洗の便器を使うと良いでしょう。

ただし、簡易水洗の便器にするためには、

  • トイレ内の和式便器撤去
  • フロアー工事
  • 水道工事
  • シャワー便座用の電気工事

などのリフォーム工事が必要になります。

その代わり、快適性もあり、汲み取りの持つメリットも捨てずに済みます。

ちなみに、私の実家も今はこんな感じになっており、若い娘も全然、平気で使えています。

汲み取り式の水洗トイレ

奥行きが狭かったので、手洗いタンクはナシにしました。その代わり、左側には薄型の手洗いを取り付けてあります。

汲み取り式を利用するメリット

もしかしたら、地域や状況によっては異なるかもしれませんが、
私が住む地域は、日本でも指折りの水道料金が高い地域です。

そのため、下水道を使うと、毎月納める水道料金は、どうしても高くなります。

ところが、汲み取り式の場合は、下水料金がない分、
水道料金は、約半分ほどで済みます。

もちろん、汲み取り料金はかかりますが、下水料金よりも安いです。

また、通常の水洗トイレにするためには、下水道工事が必要になりますが、屋外の工事は結構、費用がかかります。

v子
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田舎の場合は、浄化槽の設置が必要で、こちらも費用は高額です

特に、古い家の場合、あまり費用はかけたくないはずなので、
汲み取り式のまま、洋式水洗トイレ風にする方法はお勧めだと思います。

災害に強い?古い家の汲み取り式トイレのリフォームのまとめ

古い家の汲み取り式トイレをリフォームする時に、新築と同様の快適さと便利さを求めてしまうと、万が一の災害時には一番弱いかもしれません。

一方、汲み取り式のトイレを利用したトイレリフォームの場合には、
快適さを手に入れ
・リフォーム費用等のコストを抑え
・多少は災害に強いかもしれない

というメリットを享受できる可能性があります。

ぜひ、一つの案として、考えてみてください。

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