洗濯機の防水パンは、必要なのでしょうか?
私は、洗濯機の防水パンは必要ない!と思っている側の人間です。
なぜなら。
洗濯機の防水パンは、メリットよりもデメリットの方が大きいから。
洗濯機の防水パンの目的は?
洗濯機の防水パンを取り付ける目的は、
- 洗濯機の水漏れに対応する
- トラップの取り付け(下水からの臭いを防ぐ)
この2点です。
ただし、トラップの取り付けは、防水パンがなくてもできますし、
洗濯機の水漏れで、床が腐ってしまった!
なんて状況を、少なくとも私自身は、聞いたことがありません。
洗濯機の防水パンのデメリットは?
むしろ、それよりも、
洗濯機の防水パンはデメリットの方が多いんです。
- 防水パンの中にホコリがたまる
- 洗濯機の防水パンのおかげで部屋が狭くなる
- 洗濯機を買い替える時、防水パンのサイズがネックになる時がある
- 防水パンの下が腐っている場合がある(腐ってなくてもカビてる)
だから、私はいつも洗面所リフォームの際、こう尋ねてました。
「洗濯機の防水パン、取っちゃってもいいですか?」と。
まぁ、基本的には、もろ手を挙げて、賛成してくれる方の方が多いですが、
一部の方は、やっぱり心配になっちゃうんですね。
だから、そういう時は、
「床の貼り替えのために、一旦、洗濯機の防水パンを外しますね。ちゃんと後から取り付けますから」
そう言って、工事を始めるんです。
ところが、
防水パンを外した後の床を見て、ほとんどの人が心変わりをされるんですね。
だって。
防水パンと床の間には、どうしても隙間ができるんです。
しかも、私たちは、
1滴の水もこぼさず、何十年も洗濯を行うことなんて、絶対に無理です。
確かに、防水パンの中に水滴が落ちれば安心のように思えます。
でも、水が防水パンの中だけに落ちるとは限りませんし、
実際、その防水パン自体が、見えないところで割れてたなんて現場もありました。
つまり。
防水パンがあれば、床が腐らない・・・なんていうのは、幻想でしかありません。
それに、洗濯機が置いてある場所は、湿気の多い場所です。
結露もしやすい場所です。
だからでしょうね。
床と防水パンの間って、結構、カビてたり、床の表面が腐ってたりします。
洗濯機の防水パンに頼らない生き方を(笑)
実際、防水パンの下の床の状態を見た方は、まず間違いなく、
「やっぱり、防水パンは取ってちょうだい」と即断されます。
もちろん、防水パンはいつもピカピカで、メンテナンスも欠かさない・・・
そういう方にとっては、防水パンは役に立つ商品なのかもしれません。
が。
住まいというのは、やはり、
長い目で見ることと、自分の現実を見ることがとても大事なんです。
そういう経験があるからこそ、
私自身は、防水パンに頼らない生き方をした方がいいと思ってます。(笑)
つまり。
洗濯機の下は、こまめに掃除する。
これが、一番かな~?と。
とは言え、問題は、洗濯機のあの重たさですよね?
今のところの解決策としては、コロがついた洗濯機置き台を使うぐらいしか手がなさそうです。
でも、あんまりかっこよくはないですよね~。
冷蔵庫は、ちゃんと動かせるコロついてるのに、洗濯機は、力がかかるから難しいのかな?
なんとか、家電メーカーさん、頑張ってほしいです。
まとめ
今回は、洗濯機の防水パンは必要か?というお話をさせていただきました。
どんなものにも、メリットとデメリットはあります。
それを天秤にかけ、どちらを選ぶかは、ご自身の洗濯、あ、いや、選択です。
今回の記事は、情報の一つとして、知って置いてもらえたら嬉しいです。
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