築40年以上の家ともなれば、
水道管は、まず、間違いなく鉄管が使われています。
なので、結論から言えば、
もしかしたら、水漏れする可能性もある・・・ということを、理解しておきましょう。
そのうえで、交換するか?どうか?については、状況に応じて考えていくのが良いと思います。
水道管はどこまで交換すべきか?
鉄管というのは、ある日、突然、大きく水漏れします。
最初は、小さな穴からちょろちょろと水が出ているだけですが、
水圧によって、ある日、突然、爆発したかのように水がダダ漏れ状態になります。
そこで、考え方は3つ。
- 最初から、全部、水道管をやり替える。
- 準備はしておくものの、今のところ兆候はないので、もう少し、様子を見る。
- 1と2のミックス。
そりゃあ、最初から、全部、水道管をやり替えてしまうのが一番です。
でも。
問題は、それだけの費用が出せるか?どうか?です。
また、2番のように、一応、準備はしておくと言ったって、
様子を見ているうちに、人って、つい、忘れちゃうんですよね。
だから、私がおススメするのは、3番のやり方です。
水道が漏れて困るのはどこか?
この時、考えるべきことは、どこの水道管が漏れたら困るのか?
という点です。
これは、言うまでもありません。
簡単には、たどり着けない場所にある水道管!
これが、漏れたら非常に困ります。
基本、水道管は目に見えない場所にあります。
が、全部が全部、たどり着けないわけではありません。
実際、
場所によっては、床をめくったり、地面を掘ったりすれば、
水道管までは、たどり着くことはできるのです。
むしろ、ここで一番問題になるのは、心理的要因の方です。
古い部分は仕方ない。でも・・・
たとえば、
どこかで水漏れが発生しても、
古い状態のまま、手つかずならば、
床をめくるにしても、地面を掘るにしても、
それほどの抵抗感はないはずです。
これを、きっかけにして、ついでにリフォームすればいいわけですから。
でも。
すでに、リフォームやdiyをしちゃってる!とすれば、
せっかく完成したものを、また、壊すなんて、絶対にイヤ!!ですよね?
つまり、ここがポイントなんです。
もし、水道管を古いままにしておいたら、二度手間になるかもしれない。
そういう場所は、優先的に直します。
一方、万が一、水漏れしたとしても、直す手段がある!場合は、
様子を見ても大丈夫・・・というわけです。
最近の水道管のお話
ただし、最近は、昔の鉄管をそのまま利用してリフォームする職人は、まずいません。
なぜなら、鉄管だと、長さを合わせたり、ネジを切ったりしないといけないので、
とても面倒だからです。
おそらく、多くの職人が、耐久性も良く、簡単に曲がるポリエチレン管を使っているはず。
だから。
リフォームする箇所については、水道管の心配をする必要はないんです。
ただ、水道管がどこで、どうつながっているのか?
という全体像は、確認をして、把握しておく必要があります。
築40年以上の古家の水道管の交換のまとめ
たとえば、スケルトンリフォームや、
水回りの位置をごっそり変えてしまうようなリフォームなら、
古い水道管を撤去し、新しく水道管を引き直すといった方法をとることが多いので、
屋内の水道管については、心配する必要はありません。
が、
部分リフォームを行う場合や、
屋外はそのまま・・・という場合には、
何も知らない!全部、業者におまかせ!
ではなく、
最低でも、水道管の全体像ぐらいは把握しておきましょう。
水道関係は、漏れがわかった時点で、多くの人がパニックになります。
そして、そのパニックに乗じて、ぼったくる卑怯な輩も少なくありません。
水は生活の基本ですからね。
おまけ 水道管から見る古い家の利点
今、私は、築40年どころか、もっともっと古い家を探しています。
その中で、つばをつけているのは、
水回りと呼べる場所が、ほとんどないような家です。
なぜか?
それは、中途半端に水回りがある方が、いろいろ面倒だからです。
- まず、解体しなきゃならない。
- 水道管も交換しなきゃならない。
これは、時間も手間もお金もかかります。
でも、最初から、なければ、新しく作るだけ。
水道管も新しく引くだけです。
というわけで、大きな秘密をお教えしましょう。
すぐ使える水回りがある=必ずしもメリットではない!のです。
くれぐれも、言いますよ。
これ、内緒です。
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