簡単な床のDIYについてです。
今の床が、フローリングの場合、綺麗に掃除してワックスをかければ十分綺麗にはなるのですが、木目調の色は暗い感じもします。
そこで、初心者にも簡単な素材についてお話しします。
置くだけでDIYできる床の素材を選びましょう
まず初心者の場合、床のDIYでは置くだけの素材を選ぶのが良いと思います。
ノリで貼ってしまうタイプもありますが、貼ってしまうと、後が大変です。
貼り終えた当初は、満足感一杯かもしれませんが、床は一番、汚れてしまう部分ですし、施工がうまくいくともかぎりません。
そうしたリスクを排除するためにも、置くだけでDIYできる床素材を選びましょう。
おすすめの床素材は?
ただし、おすすめできない床素材もあります。
それが、
- フロアタイル
- 置くだけのフローリング
です。
理由は、
- 要するにクッションフロアーなので、厚みが薄く、変形しやすい。ずれやすい
- 重量と厚みで仕上がりは綺麗だが、部屋の端を合わせるのが大変だと思う
からです。
そうしたデメリットを熟知した上で、床をDIYできるならいいんですが、初心者にはちょっと荷が重いと思いますので、お勧めなのは、タイルカーペットです。
タイルカーペットを比較するポイント
ただし、タイルカーペットを購入する際には、下記の3つをポイントに価格を比較するようにしましょう。
- タイルカーペットのサイズ
- 必要なタイルカーペットの枚数
- タイルカーペット購入の最小ロット数
この3つを無視して、タイルカーペット自体の金額だけで判断すると、割高になることもありますのでご注意を!
部屋の大きさをきちんと測りましょう
まず、最初にやるべきことは、部屋の大きさをきちんと測ることです。
日本には、部屋の大きさを知る便利な「畳」という単位がありますが、現実には、同じ6畳であっても地域や現場によって、サイズは微妙に異なることもありますので、必ずメジャーで測って確認しましょう。
タイルカーペットの必要枚数を確認しましょう
たとえば、3470mm×2670mmのサイズの部屋で考えてみましょう。
この場合、50cm×50cmのタイルカーペットなら、7枚×6枚=42枚必要です。
40cm×40cmのタイルカーペットなら、9枚×7枚=56枚必要になります。
タイルカーペットが1枚売りの場合ならこの枚数に、多少の予備をプラスして購入すれば良いだけですが、普通は、最小ロット数(セット販売)が決まっているはずです。
そうなると、どうなるか?わかりやすいように、表を作成してみました。
いかがでしょう?
こうしたことまで考えて、購入する時には総額と、余るタイルカーペットの数、この両方をチェックしておくのが良いでしょう。
購入前に、余ったタイルカーペットの使い道まで決まっている場合は良いですが、多い方がお得な気がして買ってしまうと、この余りに悩まされることになるかもしれません。
多くの場合、結局は使わない(使えない)まま、邪魔になっているようです。
タイルカーペットの並べ方・切り方
無事、タイルカーペットが購入できたら、いよいよ、床のDIYを行っていきます。
この時、注意する点は、タイルカーペットの切り方です。
図では、部屋の大きさと、タイルカーペットの大きさが適当ですが、とりあえず、部屋の縦と横にタイルカーペットを並べてみるところからです。
すると、図では、一番右横のタイルカーペットの残りがちょっぴりになっていますよね?
これを、このまま切ってしまうと、一番右のタイルカーペットだけが小さくなるため、施工後にタイルカーペットが浮いたり、ずれやすくなってしまいます。
そこで、このようにタイルカーペットを調整します。
つまり、左側のタイルカーペットを少しカットして、右側のタイルカーペットの残りを多くするわけです。
一方、縦方向を見ると、一番下のタイルカーペットの残りは結構ありますので、このままカットして大丈夫です。
このやり方だと、横方向だけ2列分カットしなければならなくなるので、作業の手間は増えますが、施工後のことを考えれば、やっておいた方が良いと思います。
また、タイルカーペットを、全部同じ幅で、一度に切ってしまうのは危険です。
なぜなら、床ってね、まっすぐとは限らないんですよ。
ですから、最後の一枚をカットする時には、面倒でも、必ず、一列ごとに寸法を測ってからタイルカーペットをカットするようにしましょうね。
フローリングに置くだけのDiyのまとめ
あとは、自分好みにタイルカーペットを敷いていくだけですが、置き方も最初に決めておいた方がスムーズです。
※なぜなら、置きながら、カットしながら、施工していくからです。
ちなみに、下の写真は市松にしました。
※市松とは、絨毯の目を縦横、縦横、に並べるやり方です。
同じ色でも、市松に並べると、雰囲気が変わります。