中古住宅って、土地代込み?

中古住宅は土地付き リフォーム屋の目

中古住宅は、新築と比べると値段が安い物件も多いので、

ふと、「あれ?これって、土地代込みなんだろうか?」

と疑問に思う方もいらっしゃるようです。

でも、心配はご無用。

中古住宅は、もちろん、土地代込みの値段です。

が!

ちょっと、待って!

ここは「あぁ、そうなんだ~。良かった~」で済まさない方が良いと思いますよ。

だって、

中古住宅が土地込みの値段だってことは、「土地」もしっかり見なきゃいけない・・・ってことだから。

一般的に中古住宅は、土地込みの値段ですが、立派な古民家を売買しているサイトの場合には、「移築」前提のものもあります。

空き家を見て回って感じたこと

最近、空き家を見て回って思うのは、

家っていうのは、建物そのものの良し悪しも大事だけれど、

土地(場所)の影響って、すごく大きいな~ということです。

ご存じかと思いますが、

家は、空き家になると、あっという間に傷みます。

それゆえ、土地が家に与えている影響が、目に見えてわかりやすいんですね。

たとえば。

中古の家が、とても綺麗だったとします。

私自身、今までは、

「それは、住む人の性格の問題だ」ぐらいに思っていました。

綺麗好きな人は、綺麗に住むし、

そうじゃない人は、それなりに住んでいるだけだと。

でも。

やはり、家が建っている場所によって、建物の傷み具合は変わってくるんです。

多分、数年なら、それほどの差はないかもしれません。

が、何十年も住むとなれば、大きな差になってくるのは間違いありません。

中古住宅のインスペクションについて
中古住宅の建物をきちんと評価してくれる制度として、プロによる点検=インスペクションがあります。ですが、インスペクションは、構造は大丈夫か?雨漏りはしていないか?排水は大丈夫か?などなど、建物を評価するだけであって、土地との関連性までは評価してくれません。

土地+建物を総合的に判断する

中古住宅を買う時には、どうしても「家の状態ばかり」を見てしまいますが、

その家の状態が、良くても悪くても、

  • 人によるものなのか?
  • 場所によるものなのか?

ここを、見極めなければなりません。

つまり。

家の状態が悪い場合。

  1. 住んでいる人のせいなのか?
  2. 家が建っている場所のせいなのか?
  3. その両方なのか?

家の状態が良い場合。

  1. 住んでいる人のおかげなのか?
  2. 家が建っている場所が良いのか?
  3. その両方なのか?

よく、観察してみましょう。

おそらく、状態が悪い家を買う人は少ないでしょうから、

家の状態が綺麗な場合にこそ!慎重に!見極めましょう。

なぜなら、

もし、それが、住んでいる人のおかげならば、

  • その家を、こまめに直せるだけの財力があるか?否か?
  • その家に対し、そこまでの気持ちが持てるか?どうか?

ここらへんのことも、シビアに考えておく必要があるからです。

具体的には何を見るべき?

新築を建てる時とは違い、

すでに、家もあり、外回りも全部できているのが中古住宅です。

そこで、具体的には何を見れば良いのか?

お話しておきます。

何をおいても、一番、気を付けたいのは、

「湿気」です。

とにかく、湿気は家には大敵で、ありとあらゆるトラブルを連れてくるからです。

さらに、この湿気状況を確認するためには、

  • 南側よりも北側を!
  • オープンな方よりも、隣とくっついている方を!

集中的に見るようにしましょう。

中古住宅は土地付き

たとえば、ここに溝が切っていないだけでも、湿気があがります。

中古住宅って、土地代込み?のまとめ

そんなに大変なら、

  • 新築を建てた方が良いかも?
  • 建売を買った方が良いかも?

と思った方、それも危険です。

最近、どうも、業者のレベルが下がっているのか?

信じられない場所に建てている新築をよく見かけます。

相場より安いのかもしれませんが、

中古であろうが、新築であろうが、

全部、業者にお任せするのではなく、できるだけ、幅広く知識は、持っておいた方が良いと思います。

それが、結果的には、自分を家族を守ることになりますから。

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