洗濯干し場を作る時の注意点は?

洗濯物干し場 リフォーム屋の目

戸建ての場合、洗濯物をどこに干すか?

最初から考えていますか?

 

ドラム式洗濯機で乾燥までやっちゃう人はいいですが、

それだと電気代やガス代がかかりますので、できれば、自然乾燥させたいですよね?

 

となると、

どうしても、洗濯干し場は必要です。

そこで、いろいろなお宅で経験したことを元に、洗濯干し場を作る時の注意点をお話しします。

 

洗濯物干し場を室内に作る

最近は、新築の際、洗濯干し場を室内に作る設計士さんも増えました。

それを見て、最初は、便利そうでいいな!いいな!

と思ったのですが、

よくよく考えれば、室内だと、やっぱり、乾きにくいです。

それに、洗濯干し場そのものの湿度も高くなってしまいますので、

何らかの工夫をしないといけません。

 

天井や壁、床を調湿できる素材に変えるだけでなく、

除湿器や換気扇などの電化製品も必要かと思います。

 

ここまでするぐらいなら、

雨の日だけ、乾燥機を使った方がいい気もします。

雨の日の洗濯物は憂鬱

 

電気代やガス代のこと考えると・・・

とは言え、日本には梅雨があります。

雨の日には、乾燥機を使う!

と決めてしまうと、電気代やガス代も大変になります。

それに、

雨の日だって干しておけば、そのうち洗濯物は乾きます。(爆)

子供の学校の体操服とかある場合は別ですが、

そういう状況にないのであれば、

ずっと、乾くまで干しておけばいいかな?と。

 

ただし、洗濯干し場がないと、必ず、こうなります。

洗濯物干し場がココ?

 

洗濯干し場を屋外に作る

一方、洗濯干し場を屋外に作る場合には、後付けも可能です。

ただ、急な雨が降ってきたりした時のために、やはり屋根はあった方がいいです。

そうなると、選択肢としては、

  • 屋根だけのテラス
  • 既製品のサンルーム
  • ウッドデッキ(屋根付き)

この3つぐらいでしょうか?

 

それぞれのメリット・デメリット

上記3つのうち、どれを選ぶか?は人それぞれですが、

それぞれにメリット・デメリットがありますので、お話しします。

屋根だけのテラスの場合

屋根だけのテラスは、オープンなので、洗濯物の乾きは良いです。

ただ、屋根のサイズが小さいと吹き降りの雨の時には、洗濯物が濡れてしまいます。

とはいえ、最近は洗濯物が濡れないための商品もありますので、上手に使えば大丈夫かと思います。

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ただしテラスには、一つ大きなデメリットがあります。

それは、

洗濯物を干す時に、部屋から降りて、いちいち履物をはきかえなければならない点です。

これが、意外に面倒だったりします。

洗濯物が入った「かご」って、意外に重いですからね。

また、年を取ると、この上り下りがきつくなります。

 

既製品のサンルームの場合

既製品のサンルームは、屋根だけのテラスと違って、全面囲ってあります。

なので、吹き降りの雨でも大丈夫です。

また、部屋からそのまま、サンルームへ行けるように設置するのが普通なので、洗濯物を干すたびに履物をはきかえる必要はありません。

ただ、サンルームという名の通り、日差しを入れるのが目的なので、

屋根や壁面にはポリカやガラスが使ってあります。

そのため、冬はとてもいいんですが、夏が暑すぎてしんどいです。

また、ポリカやガラスは、調湿作用がないので、

湿度を逃がす工夫をしないと、雨の日には、なかなか洗濯物が乾かないということも起こります。

 

ウッドデッキ(屋根付き)の場合

ウッドデッキ(屋根付き)の場合は、テラスと同じで、

屋根の大きさや、環境によって、吹き降りの雨で洗濯物が濡れる可能性はゼロではありません。

が、サンルームと同様、部屋からそのままウッドデッキに出ることができますし、洗濯物の乾きも良いのがメリットです。

理想の洗濯干し場はある?

屋内の洗濯干し場と屋外の洗濯干し場。

それぞれのメリットデメリットを考えると、

なかなか、帯に短し、たすきに長し・・・って感じがしますね。

 

ちなみに、私自身は、ウッドデッキ(屋根付き)を洗濯干し場にしているのですが、

住んでみてわかったのは、

この場所は、年中、風が吹く!ってことでした。

 

そのため、お天気の良い日には、洗濯物はよく乾くんですが、

雨の日には、洗濯物が濡れてしまうんですよね。

そこで、

洗濯物干し場にしているウッドデッキの改良を行いました。

 

 

ただね。

雨は降りこまなくなりましたが、やっぱり、寒い冬の日は乾きが悪いです。

最近、妙にお天気悪いし。

 

まとめ

洗濯干し場は、住めば絶対に必要なのに、なかなか最初から準備されていない。

昔は、そんな家が多かったのですが、

最近は、家事動線という発想のおかげで、洗濯干し場も考慮する工務店が増えてきました。

このおかげで、「洗濯物を干す場所」は確保されました。

でも、最終的な目標は、「洗濯物が乾くこと」にあります。

それを思うと、まだまだかな・・・と思うわけです。

もっとも、わがまま言い出したらキリがないんですけどね。(笑)

 

でも。

こういうのって、実際に住んで、実際に洗濯物を干してみないとわからないんですよ。

だから。

洗濯干し場は、後から改良できるものであること。

これだけは、必須だと思いますが、いかがでしょうか?

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