キッチンの中で、冷蔵庫だけが、なんとなく浮いている。
そんなふうに感じている女性は多いと思います。
そこで。
冷蔵庫を見えないように目隠ししてしまおう!!
という発想が生まれるわけですが、
果たして、
何も考えず、目隠ししてしまっても良いのだろうか?
という点について、お話ししておきます。
冷蔵庫はインテリアではなく家電である
冷蔵庫は、基本、家電です。
電気を使って、食品を冷やす大きな器です。
どうやって冷やすか?というと、集めた熱を放熱することで、
冷蔵庫内を冷やしているわけです。
そして、この熱をどこから逃がしているか?
というと、
側面と上部からなんですね。
昔の冷蔵庫は、背面に電熱器のようなグルグルがついていました。
だから、背面は空けとかなきゃ!!
そう思い込んでいる年配の方も多いですが、
今の冷蔵庫は、背面は、壁にべったりくっつけても大丈夫です。
その代わり、側面と上部だけは、隙間が必要です。
どれぐらいの隙間が必要か?と言うと、
最近の冷蔵庫の場合、
- 両側面が、5mm以上。
- 上部が、50mm以上。
だそうです。
冷蔵庫が作られた年代にもよりますので、必ず、冷蔵庫の取り扱い説明書で確認してください。
側面、上部をふさぐと冷蔵庫はどうなる?
ちなみに、この側面と上部をふさいでしまうとどうなるか?
というと、
- 冷蔵庫の冷えが悪くなる
- 電気代が上がる
- 冷蔵庫が故障しやすくなる
などのデメリットが生じます。
見た目にこだわったせいで、価格の高い冷蔵庫の寿命を縮める・・・
こんなことになったら、本末転倒です。
それでも目隠ししたいなら?
それでも、目隠ししたい!
ということならば、冷蔵庫の取説通りの隙間を空けて、
- 壁を作る
- パーティションで仕切る
のが良いでしょう。
壁を作るとなると、大変そうに思いますが、
プロに頼んでも、それほど、大した作業にはなりません。
DIYでやりたいなら、
天井と床の間に、枠をはめ込むイメージで作れば簡単です。
まとめ
昔の家にそのまま住もうとすると、
一番困るのが、キッチンに冷蔵庫の置き場がない!
ということです。
そのため、無理くり冷蔵庫を置く羽目に陥るわけですが、
どうしても、冷蔵庫だけが寸法的にも見た目的にも飛び出してしまうんですよね。
その見た目をなんとかしたい。
という気持ちはよくわかります。
でも、冷蔵庫はインテリア家具ではなく、家電なんですよね。
だから、そのへんの制限もちゃんと確認しながら、
DIYは楽しんで欲しいと思います。
ちなみに、最近の新築でも、冷蔵庫どこに置くねん?と突っ込みたくなる間取りがありますので、要!注意です。
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