空き家の処分に困っているという人は、
どれぐらい、空き家のまま放置されているのでしょうか?
2年?3年?5年?
でも、そのままだと、ますます売れ残る可能性は高いと思います。
空き家の処分で一番大切なのは、タイミング
空き家の処分で、何より大事だと思うのが、タイミングです。
とにかく、早め早めに動いた人ほど、スンナリ空き家を処分できています。
特に空き家の場合は、待ったなし!だという感覚を持っておかないと、
わけのわからない迷路に迷い込み、
挙句の果てには、売れないまま、最終的には解体を余儀なくされます。
空き家は、時限爆弾である
そもそも、空き家というのは、時限爆弾と同じです。
空き家になった時点で、時限爆弾のスイッチは押されます。
そうして、どんどんどんどん、タイムリミットに近づいていくわけです。
しかも、時限爆弾よりも、たちが悪いと思うのは、
時限爆弾は、タイムリミットまでは、爆発しませんが、
空き家の場合は、タイムリミットまで、もたないものも多いのです。
空き家バンクは麻薬?
そんな時限爆弾を抱えているはずなのに、
最近の空き家バンクの活況さは、ある意味、麻薬です。
実際、現代のようなネット社会では、
今までとは考えられない数の問い合わせがあります。
だから、
- 「いくらでも売れる気になってしまい」
- 「ついつい、有頂天になってしまう」
のでしょうが、絶対に忘れてはいけません。
まだ、時限爆弾のスイッチは入ったままだ・・・ということを。
タイムリミットまで、あと・・・秒
私自身、空き家物件を探しまわっているので、
売り主さんの「大いなる勘違い」を、体感し続けています。
そこで、ぜひ、お勧めしたいことがあります。
空き家バンクに登録するのはいいんです。
売値を自分の言い値で決めてもらうのもOKです。
ただし、家の状態を常に、建築のプロに確認してもらってください。
判断してもらうのは、
「その家のタイムリミットは、あとどれぐらいか?」
という点だけで構いません。
ただし、プロと言っても、いろいろなので、
信頼できる人が見つかるまでは、複数の人に声をかけた方が良いと思います。
実際、中古や空き家を買う場合には、
買い手側の中には、プロに見てもらう人も少なくありません。
それは、同時に、売り手側にも言えることなんです。
時限爆弾がチッチッチと時を刻んでいる時だからこそ、プロの意見が役に立ちます。
売れるバナナは何か?
空き家が売れるとなれば、できるだけ高く売りたい。
それは、誰もが思うことです。
だって、普通の人はマザーテレサにはなれませんからね。
ただ。
そうした欲が、一番大事なことを見失わせます。
しつこいようですが、売っているものは、時限爆弾なんです。
そうですね。
売っているものを、空き家ではなく、バナナだと考えてみましょう。
売り主として考えなければならないのは、
バナナはいつまで売れるのか?
という点です。
空き家なので、買う方も、バナナに多少の傷があることは承知しています。
皮が黒くなっても、中身が食べられそうなら、買う人もいるでしょう。
でも、明らかに腐っている(食べられない)バナナを欲しいという人はいないんです。
正直、タダでも要りませんよ。
だって、捨てるだけでも、ゴミ袋が必要になるじゃないですか!
まとめ
私は、空き家がただ安ければいい・・・とは思っていません。
なぜなら、
空き家の売買は、たとえ1回きりであっても、
ある意味、ビジネスと同じだと思うからです。
ビジネス=たくさん儲けることだと勘違いしている人もあるかもしれません。
でも。
相手のためになる。
その結果、報酬がもらえる。
それが、ビジネスです。
売り主は、空き家を譲ることで、報酬を受け取り、
買い主は、空き家を受け継ぎつつ、その地域の役に立つ。
その理想が崩れてしまわないことを、願います。
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