古い家は、夏は涼しく、冬は寒いという特徴があります。
最近の新しい家は、さまざまな工法やペアガラスサッシのおかげで、暖かい家が多いですが、
築40年以上の家は、断熱の発想がなかったため、スースーです。
でも、寒いのを我慢するのは、女性にはムリ!だし、体にも良くありません。
そこで、まずは、簡単にできそうなことから、寒さ対策、始めてみましょう。
とりあえず断熱しましょう
せっかく、ストーブやエアコンなどで部屋を暖めても、
暖めるそばから、その暖かい空気が逃げていけば、家計にも負担になります。
そこで、まず、やるべきは、家の断熱です。
天井の断熱
昔の家は、天井にもぐれるような点検口がどこかにあるはずです。
そこから、天井にもぐれそうなら、天井に断熱材を敷き詰めましょう。
断熱材は、ホームセンターなどにも売っています。
グラスウール50mmを選ぶと良いと思います。
注意点は、天井を踏み抜かないことです。
天井は、基本、吊ってあるのだ。弱いのだ。と考えておきましょう。
体重をかけて良いのは、大きな梁だけです。
それから、グラスウールを触る時には、必ず手袋を着用しましょう。
グラスウールは、ガラスの繊維なので、素手で触ると後からチクチク痛いです。
床の断熱
床の断熱は、床を張る時に一緒に行うものなので、
後から行うとなると、やはり、床下から潜ってしか手はないでしょう。
床の場合は、板状の発砲スチロールを断熱に使うことが多いですが、
床下から潜った状態で、取り付けられるか?どうか?は難しいところです。
そこで、手っ取り早く、断熱するためには、
床の上にじゅうたんなどを敷き詰めてしまいましょう。
できるだけ、
- 厚みがあるもの
- ふわふわの触感のもの
が、断熱性が高いです。
壁の断熱
築40年以上の家の壁には、断熱材が入っていないことが多いので、
壁のリフォームをする計画があるならば、断熱材も一緒に入れてしまいましょう。
グラスウールなら、100mmを使います。
また、ガラスは、熱を奪っていくので、
必ず、窓や掃き出しには、厚手のカーテンを取り付けましょう。
このカーテンですが、窓よりも一回り大きなものを取り付けると、断熱効果がより高まります。
ちなみに、木の雨戸がついている場合には、めんどうでも、夕方になったら、ちゃんと閉めましょう。木はガラスよりも、断熱性がある素材です。
暖房器具を使いましょう
断熱ができたら、適切に暖房器具を使いましょう。
当たり前のことなのですが、実を言うと、
「断熱材を入れる工事をしたら、家はみるみる暖かくなる。」
そう思い込んでいる方が結構、いらっしゃるんです。
だから、敢えて、注意喚起しておきたいと思います。
断熱材を入れても、暖房器具を使わなかったら、部屋は暖かくなりません。
部屋を小さくしてみましょう
今の新しい家は、広いリビングダイニングが主流になっているため、古い家の場合も、ついつい広いリビングを求めてしまいがちです。
ですが、現実的に、広い部屋は、冬、寒いです。
確かに広い部屋は、気分はいいのですが、冬になると、より寒さを感じます。
昔は、光熱費もそれほど高くありませんでしたが、昨今の値上げラッシュは、正直、家計を圧迫します。
そこで、冬だけでも、広い部屋を狭くできないか?考えてみましょう。

一番、手っ取り早いのは、間仕切り代わりに建具を立てることです。
建具であれば、はめたり外したりできますので、おすすめです。
築40年以上の家の寒さ対策のまとめ
いかがでしょう?築40年以上の家の寒さ対策を、3つご紹介しました。
その3つとは、
- 断熱をする
- 暖房器具を使う
- 部屋を小さくしてみる
という、当たり前のことばかりですが、できれば、この順番に行ってみましょう。
何故?順番が大切か?というと、この順番を意識すると、
「たったこれだけで、寒さ知らず!」というようなキャッチコピーに乗せられにくくなるからです。
多分・・・ですが。(笑)
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