システムバスの1216サイズは狭い?広いお風呂にデメリットはない?

システムバスはシンプルが一番リフォーム屋の目

最近のシステムバスは1616サイズ(1坪サイズ)が、一番、多いと思います。

ただ、中には、お風呂は広くしたい!という方もいらっしゃるので、

1620サイズ(1.25坪サイズ)を選ばれる方も少なくありません。

 

ただ。

もし、今後、新しい家を作ったり、リフォームするとしても、

私は、敢えて!1216サイズ(0.75坪)のシステムバスを選ぶつもりです。

 

子供と一緒に入るには1216サイズだと狭い?

たとえば、よく言われるのが、

「子供と一緒にお風呂に入るなら、1216サイズのシステムバスでは狭い!」

ということです。

 

確かに、お子さんが何人もいらっしゃれば、そういうこともあり得るでしょう。

でも、ちょっと考えてみてください。

あなたは、いつまで一緒に子供とお風呂に入るつもりなのでしょうか?

そうした親御さんの希望はわからなくもありませんが、子供は少しずつ自立させていかなくてはなりません。

そういう意味でも、子供と一緒に入る時期は、それほど長くない!

と考えておいた方が良いのではないでしょうか?

 

v子
v子

ちなみに、我が家は一人っ子だったこともあり、1216サイズで困ったことはありません。
そもそも、一緒にお風呂に入る期間って、子供の体も小さい時だから、問題なく入れてました。

 

ことわざでは、「大は小を兼ねる」と言いますが、

家は長~く暮らすものです。

だからこそ、広いシステムバスのデメリットも考えておくべきです。

 

ちなみに、システムバスのサイズ感の違いは下記で確認してください。

 

システムバスのサイズを確認しておこう!
1216サイズ(0.75坪)=部屋の大きさが120㎝×160㎝
1616サイズ(1坪サイズ)=部屋の大きさが160㎝×160㎝
1620サイズ(1.25坪)=部屋の大きさが160㎝×200㎝
※1216サイズは浴槽の長さが120㎝になるので、男性の場合、足が伸ばしきれない人が多いと思います。
※1616サイズと1620サイズの浴槽の大きさは同じで、長さが160㎝ありますので、男性でも足は伸ばせるはずです。
※1616と1620の違いは洗い場の大きさです。

 

広いシステムバスのデメリット

では、システムバスが広いと、何がデメリットなのでしょうか?

パッと思いつくところでは、

  • 掃除の手間が増える
  • 冬場、お風呂場が温まりにくい

という点が挙げられます。

 

また、

  • お風呂を大きくしたがために、脱衣場が狭くなる。

ということも考えられます。

 

実を言うと、

私が引っかかったのがココでした。

我が家の場合、間取りの関係上、お風呂と脱衣場は合わせて2坪しか取れませんでした。

だから、

  • お風呂場1坪 脱衣場1坪にするか?
  • お風呂場0.75坪、脱衣場1.25坪にするか?

で悩んだ結果、最終的に後者を選んだんです。

 

確かに、最初は、お風呂は1坪にしたいなぁ・・・と思っていたんです。

足を伸ばしたいし・・・

ってね。

私の身長は155㎝ですが、それでも1216サイズの浴槽では、足を伸ばしきることはできません。

 

でも。

いろんなお宅の脱衣場を見てきて、思ったんです。

脱衣場が1坪っていうのは、狭い!って。

事実、脱衣場が狭いのって、

お風呂場が狭いよりも、はるかに暮らしの上でストレスになります!

だから、その当時は、泣く泣く、お風呂場を1216サイズにしました。

 

脱衣場の1坪は狭い

とあるお宅の1坪の脱衣場兼洗面です。やっぱり1坪では狭いですよね。

 

足を伸ばす浴槽のデメリット

ところが。

あるお宅のリノベーションを行った時です。

私はずっと、

浴槽内で、足を伸ばせるって、良いことだ!

そう思っていたのですが、

それが、大きな間違いだったことに気づきました。

 

というのも、息子さんのご要望もあって、

お風呂は1坪(1616サイズ)のシステムバスにしたんですが、

リノベが無事完成した後、そこに住む年配のお母さんが、こうおっしゃったんです。

「浴槽が大きすぎて、滑りそうで怖い」

「お湯につかっていても、体が浮く感じがする」と。

 

もちろん、どのメーカーの浴槽も、

そういうことがないように、

ひじ掛けがあったり、

ハンドバーがあったり、

腰掛があったりするのですが、

現実には、それだけでは足りないケースがある!ってことです。

 

まとめ

そんなことがあってから、

私自身の気持ちは大きく変わりました。

 

我が家のお風呂は、1坪(1616サイズ)ではありませんし、

先ほどのお母さんほど、年も取っていません。

だから、先ほどのお母さんの言葉は想像するしかありません。

でも、ふと思い出したんです。

広いスーパー銭湯の浴槽内で寝そべると、体が自然と浮き上がることに。

今までは、そんなこと気にもしていませんでしたが、

今よりもっと年を取ったら怖いかもしれないな・・・と想像することができました。

 

そんなことがあった後、我が家の1216サイズのお風呂に入ってみると、

「あぁ、確かに安定している!」

そこに、初めて気づいたのでした。

 

まさに、見えないものが見えた!瞬間でした。

それ以来、1216サイズのシステムバスを残念に思う気持ちは消え、

結局、このサイズで良かったな・・・と思うようになりました。

 

むしろ、それよりも、

毎日の掃除のことを考えて、

  • 棚は付けないぞ!とか、
  • 鏡も付けないぞ!とか、
  • 窓はいらんかもしれん!とか、

そっちの方を、いろいろ考えています。

そろそろ、年を取っていくことにも真剣に向き合わないとね。

だから。

もし、今後、システムバスを新しくするようなことがあっても、

私は、1216サイズのシステムバスを選ぼうと思います。

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