掘りごたつは、他の床暖房と比べると、設置も手軽な暖房器具です。
しかも、小さい家には必須?かもしれません。
そこで今回は、掘りごたつのdiyでの作り方と共に、
気になる掘りごたつのデメリットについてもお話したいと思います。
掘りごたつは、部屋が広くなる
その前に、まずは、掘りごたつのメリットから確認しておきましょう。
これは、言うまでもなく、部屋が広くなることです。
検証のために、家族4人で食卓を囲む場面を考えてみましょう。
- ダイニングテーブルと椅子を使う
- 掘りごたつを使う
この2つで比較してみます。
ダイニングテーブルと椅子を使う場合
正方形のダイニングテーブルのサイズは、800mm~900mmぐらいです。
椅子のサイズは、幅450mm×奥行500mmぐらいですが、
その椅子に腰かけたり、立ち上がったりするためのスペースも必要ですので、
テーブルから750mmぐらいは必要です。
わかりやすく図にしてみます。
掘りごたつを使う場合
一方、掘りごたつの場合は、
正方形のこたつのサイズが750mm~900mm。
一応、座布団のサイズを450mm四角ぐらいで考えると、必要スペースは図のようになります。
平面図で見ると、たった500mmの差しかないように思えますが、
実際に暮らしてみると、この500mmの差は大きいです。
なぜなら、実際の暮らしは平面的ではなく、立体的なものだからです。
試しに、椅子4脚と座布団4つ並べた部屋を想像してみてください。
部屋のすっきり感が、全然違いますよね?
また、視線は低い方が、部屋は広く見えますので、
掘りごたつを使った方が、部屋は広く感じるのです。
部屋が広くなると得すること
広い部屋を広~く使う。
これは、当たり前で普通のことです。
でも、そんなに大きくない部屋を広~く使うことができれば、
生活する上において、費用の面や気持ちの面で、大きな節約(エコ)になります。
たとえば、
- 家を建てたり、リフォームするコストが安くなる
- 冷暖房費が安くなる
- 掃除する面積が減るなど
です。
掘りごたつのデメリットは?
ただし、掘りごたつにもデメリットはあります。
これは、掘りごたつに限らず、こたつ全般に言えることですが、
掃除が少し面倒かもしれません。
それに、掘りごたつに足を入れて座ってしまうと、
立ち上がるのが、すご~く面倒になります。
まるで、お尻に根が生えたみたいになるんです。
一旦、足を床面まで上げて、
それから、立ち上がらないといけないからでしょうね。
そして。
掘りごたつの中に物が落ちる!
これも、拾う時が厄介です。
掘りごたつの作り方
とはいえ、それでも!
掘りごたつは一度経験すると、なかなか手放せません。
椅子のように座れて、なおかつ足も温まるわけですから。
最近では、テーブル式のこたつもありますが、それだと部屋が狭くなりますし、
普通のこたつの場合は、こたつ布団の中で、足の蹴飛ばしあい(?)が勃発します。(笑)
ただ・・・
掘りごたつは、まともに作ろうと思ったら、かなりの費用がかかります。
建材メーカーさんのカタログを見ると、本体だけでおおよそ20万円前後です。
そこで、安価に掘りごたつを設置する方法も考えてみましょう。
やり方としては
- 畳ユニットを使う
- 床に穴を開けて掘りごたつ風にする
この二つの方法が考えられます。
畳ユニットを使う
畳ユニットとは、置き畳の一種ですが、単なる畳ではなく、
高さのある収納ボックスの上に畳の蓋が乗っている感じです。
これを、中央だけ空けて並べていき、掘りごたつ風にします。
文字で見ると、???になるので、実際の商品を見た方が早いです。
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こちらは、ネジで組み立てていくだけなので、diyというほどのものでもなく、簡単です。
床に穴を開けて掘りごたつ風にする
一方、床に穴を開ける方法は、diy慣れした方向けです。
やり方としては、
- 床面を「普通のこたつ」のサイズに合わせて切り抜き、
- 穴のサイズに合う箱(炉箱)を作って入れ込みます。
ただし、見た目をよくするためと、フロアーの切り口でけがをしないために、
四方枠(框)は、はめ込むようにしましょう。
また、炉箱の断熱も考えておくと、より快適になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
掘りごたつのメリットデメリット、そして作り方までお話ししてきました。
ちなみに、我が家の掘りごたつも、床に穴を開けて作った掘りごたつ風です。
そして、1年中、穴はふさがないままにしています。
冬が終わると、布団やこたつのコードは片付けますが、
こたつテーブルはそのまま、
- ダイニングテーブルとして、
- パソコンデスクとして、になるし、
- 読書机として、
- ゲーム机として、
家族全員で使っています。
手作りした炉箱は、合板で作っただけのシンプルなもので、
底に薄いカーペットを敷きつめています。
かれこれ20年以上、掃除機をガシガシあてて掃除してますが、全然、壊れません。
それに、1年中、開けっぱなしなので、カビ臭くもなりません。
やはり、シンプルイズベスト・・・ですね。