空き家問題は、大きな課題ですが、そんな中、空き家を有効活用したい!という若い方も増えてきています。
新しいマイホームも良いですが、一方で昭和レトロの雰囲気がかわいい!という若い方もいらっしゃるので、今までの価値観にとらわれず、空き家を活用できていくと良いと思います。
特に、DIYで自分らしい家にしたい!と思われる場合は、ご自身ができることと、できないことがあるかと思います。
そういう時は、下地だけ貼って欲しい、柱だけ立てて欲しい、などなど、部分的な手助けでも大丈夫です。ぜひ、声をおかけください。
今回は、DIYの手助け例として、壁紙の貼り替えについて記事にしました。
DIYで壁紙の貼り替えは、初心者には厳しい?
DIYでの壁紙の貼り替えは、初心者に少し難しいと思います。
糊付きのクロスも売ってはいますが、クロスの幅は約90cm。
この幅のクロスを両手で広げて持って、綺麗にずれないように貼る・・・というのは、やはり、ある程度の経験が必要です。
そこで、V‐大工が提案したいのが、幅60cmの壁紙シールを代わりに使うことです。
特に、小柄な女性がDIYをする場合は、おススメです。




あとは、ここにカーテンレールを付けて欲しいとのことでしたので、それだけ作業しました。
壁紙シールを貼る前の準備は?
壁紙シールを貼る場合、大切なのは下地の準備です。
下地が綺麗であるか?どうか?が、最終的な仕上がりの差になって現れます。
初心者が、一番やりやすいのが、もともとクロスが貼ってあった壁紙の貼り替えです。
準備としては、クロスの表面だけを剥がすようにすると、下地が整います。

左側がクロスの表面だけを剥がしたところ。
はがし方は、クロスの上部をカッターでめくったら、上から下に向かって、クロスを破らないように気を付けながらはがしていきます。
少し試してみて、綺麗にめくれそうなら、ラッキーです。
※中には、クロスがちぎれてしまって、全然、作業が進まない場合もあります。
また、もともとの壁が、クロスじゃなく、プリント合板や塗り壁の場合には、下地調整が必要になります。
無理やり、壁紙シールを貼ってしまうと、綺麗に仕上がりません。
(その時は、綺麗に仕上がったとしても、すぐにはがれる、部分的に浮くなどのトラブルが生じます)
下地調整とは、薄いベニヤ等を現在の壁の上から貼ったりする作業のこと。
ただし、どんな下地調整が必要か?は、その部屋の状態次第です。
購入する壁紙シールは、どれぐらい?
下準備が整ったら、いよいよ壁紙シールを購入して、作業に入りますが、
悩ましいのが、壁紙シールはどれぐらい購入すれば良いのか?という点です。
算数のように、壁の高さ×壁の幅で計算すると、失敗する可能性もありますので、プロのクロス屋さん的な寸法の取り方を図にしました。

もし、窓がある場合には、天井の高さではなく、窓上の高さ+窓下の高さを測ります。
このやり方の良い点は、壁紙シールの量を測ることで、どうやって貼っていけば良いのか?が、なんとなくイメージできることです。
初心者でも失敗しない壁紙シールの選び方
また、たくさんのデザインがある壁紙シールの中から、どんなものを選ぶか?ですが、自分でDIYする場合には、初心者でも失敗しない柄を選ぶようにします。
初心者でも失敗しない柄とは、ズバリ!無地のものです。
もしくは、総柄と言われるような、柄合わせが必要のない物を選びましょう。
柄が大きなものや、柄が繰り返されるタイプのものは、柄合わせが必要になりますし、その柄合わせを考慮して、購入する量も決めなければなりません。
上図で説明した必要な購入量は、あくまでも無地の場合に限ります。
空き家をDIYして活用したい時は、ご相談ください
今回は、DIY初心者でも成功する壁紙シールの貼り方の実例をお見せしましたが、それ以外にも、空き家をDIYして活用したい!
とお考えの場合には、ぜひ、お気軽にご相談ください。