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古い家の場合、床がギシギシきしむことがあります。
古い家なので、歩くたびに、床がギシギシきしむと、
・床が抜けてしまうんではないか?
・家がダメになってしまうんではないか?
とちょっと怖くなりますよね?
もちろん、空き家のように人が住んでいない家の場合には、あっという間に床は抜けてしまうのですが、どんなに古くてもそこに人が住んでいる場合には、そこまでの状況にはなりにくいのが普通です。
とは言え、やはり心配事は住む上でのストレスになります。
そこで、この記事では、床がきしむ原因と対策をお話ししますので、特に古い家に住まわれている方は、ぜひ、お読みください。
床がギシギシときしむ原因
古い家の床がきしむ原因は
- シロアリ被害
- 木材の腐食
- 木材が伸び縮みする
上記の3つの可能性が一番高いと思われます。
ただし、ここでは「古い家」と表現していますが、古いと言っても、どれぐらい古いのか?家の床下の環境はどうか?リフォーム歴はあるのか?などによっても状況は変わってきます。
たとえば、下記の条件を満たすのであれば、
- シロアリ被害
- 木材の腐食
は、築年数に限らずほとんど考える必要はありません。
その条件とは、
- べた基礎か、もしくは基礎が高い、床下の換気が十分であるなど
- 土台に防腐土台が使ってある
- シロアリ駆除を行っている
- お風呂や洗面などにタイルを使っていない
この4つです。
また、
- 3つ目の木材が伸び縮みする
という点に関しては
- フローリング材の下に合板が貼ってあるか?どうか?
が一つの目安になってきます。
というのも、木は材木になった後でも、湿度によって伸び縮みするため、合板が床下からの湿気をシャットアウトする役目も担うからです。
つまり、床がきしむ3つの原因の大元は「湿気である」と言い切っても良いかと思います。
床がきしむ時の対策
床がきしむ原因が湿気ということはわかりましたが、状況は家によっても皆、違うはずです。
また、原因が1つとは限りませんので、とりあえず、簡単で、即効性のある対策をお話しします。
シロアリ被害や木材の腐食があろうがなかろうが、床がギシギシときしむ直接的な原因は、フローリング材が浮いたり、どこかの木材同士がこすれたりしているからです。
ですから、対策としては、浮いている部位、こすれている部位を、釘等でかっきり動かないように留めてしまえば、床のギシギシはなくなるはずです。
できれば、床下から留めたいですが、床下にもぐれないとなると、フローリング材の上からしか作業ができません。
床下からの場合は、ビス(ねじ)で留めることができますので、より効果的ですが、どうしても床下にもぐれない場合には、フローリング材の上から釘を打つようにします。
上から打つ場合には、見た目を考えて、フィニッシュ釘を使います。
フィニッシュ釘の場合、ビスよりも細く、頭もほとんどないので、何箇所か打つ方が良いでしょう。
なお、フィニッシュ釘を打つためには、フィニッシュタッカーが必要ですから、手で打てそうならば、隠し釘を使ってみると良いでしょう。
隠し釘の場合、床のキワ(端っこ)を打つ場合には、金づちだけだと厳しいので、ポンチを使いましょう。
ちなみに、市販されている樹脂ボンドは、ギシギシしている部位の特定がきちんとできないと、効果は出にくいようです。
床がきしむ原因と対策のまとめ
床がギシギシときしむ原因の大元は湿気なのですが、直接の原因は、フローリング材が浮いていたり、木材同士がこすれあったりするためです。
その対策として、最初にやっていただきたいのが、フローリング材をビスや釘で止めることです。
これで、床のギシギシは一旦、止まるかもしれませんが、万が一、床下の環境が良くない場合には、何度も再発する可能性があります。
床下の環境は、住まいにとってはとても大事ですから、時期を見て少しずつリフォームやDIYをされると良いでしょう。
なお、ここでご紹介した「フィニッシュタッカー」は、何かちょっとDIYをやりたい時に、持っていれば、意外に使える道具の一つです。
住まいのトラブル対策だけでなく、小さな箱を作るにしても、フィニッシュタッカーがあるとないとでは、出来上がりに大きな差がでます。
私たちプロが持っているフィニッシュタッカーは、エアコンプレッサーを使うタイプ(いわゆるエアー用)ですが、簡単な作業程度なら充電式で良いと思います。
なお、充電式のフィニッシュタッカーの中でも、評価が高いのがこちらです。
※DIY用の道具の場合、あまり安い物、評価の低い物は購入しない方が無難です。
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