この軒先に屋根があったらなぁ・・・そう思うことって、結構ありませんか?
そんな時、アルミのテラス屋根を業者に頼んでもいいんですが、アルミのテラス屋根は、基本、既製品なので、意外に、できることと、できないことが、あったりします。
それに、アルミの商品は、屋根一つでも割高です。
そこで、軒先にDIYで屋根を作ってみよう!
というお話しです。
柱を建てるのは面倒
軒先にDIYで屋根を作ろう!そう思ったあなた。
たぶん、柱を建てなきゃ!
そう思われたのではないでしょうか?
ですが、屋根の大きさによっては、柱は不要です。
プロが言うのも何ですが、柱を建てようと思うととても面倒です。
なぜなら、日本のように、雨が多い国では、柱の下に腐らないためのコンクリート基礎がどうしても必要だからです。
独立基礎や束石の欠点
面倒でも、柱を腐らせるわけにはいかない!
ですから、普通は、独立基礎や束石を使うことを考えますよね?
が、どちらを選ぶにしろ、柱をまっすぐに建て、固定するのが、結構大変です。
通常、家を建てる時には、コンクリート基礎の上に土台を敷き、そこに柱を建てるための「ほぞ穴」を開けておきます。
この「ほぞ穴」のおかげで、柱は、ポンポン建てていけるのですが、独立基礎や束石にはそれがありません。
そのため、長い柱をまっすぐに建て、固定する、というのは、
たとえ、奥さんに「柱、押さえておいて!!!!」
と頼めたとしても、うまくいく気がしません・・・
柱があると邪魔
柱は屋根には必須の構造材に思えますが、実は、柱があると、使い勝手が悪くなることもあります。
大きな屋根の場合は、柱が必須な分、柱が邪魔に感じることも少ないのですが、小さな屋根の場合は、柱を邪魔に感じることが意外にあります。
そこで、柱なしでもできる方法がこちらです。

屋根の出幅が、1m50ぐらいなら、こんな状況でも大丈夫です。
ちなみに、左側に斜めの支えがないのは、玄関の軒先にくっつけているからです。
つまり、玄関の軒先の小さな三角の支えを兼用しているんです。
そもそも、家というのは、いろんな部分を結合させていくことで強度を保っています。
この理屈さえわかっていれば、
- できるだけ、単独にしない。
- できるだけ、くっつけていく。
この2つを念頭に、DIYは行うと良いと思います。
軒先にDIYで屋根を作るには?のまとめ
今回は、軒先に屋根を作るお話しでしたが、DIYのやり方は、人それぞれですし、結局は、現場次第になってしまいます。
だからこそ、V-大工の考え方は、いつもシンプルです。
- どうすれば、一番簡単にできるか?
- どうすれば、強度が保てるか?
この2つを追い求めてみます。
一般の方の場合、プロのように技術や道具はないかもしれませんが、上記の基本さえ、押さえておけば、DIYでもなんとかなると思います。
もし、失敗しても大丈夫。
もう一度やり直せばいいだけですし、どうしても無理になったら、プロに依頼してみましょう。
お近くなら、V-大工でも承ります。


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