OB様のお宅で縦型の木のフェンスを施工しましたので、作り方のポイントをお話しておきます。
縦型の木のフェンスの大まかな流れとしては、
- 木に塗装しておく
- メインの柱を立てる
- 横桟を取り付ける
- 縦板を取り付ける
になります。
見栄えの良さ=長持ちさせることにも
屋外で木を使う場合には、きちんと塗装することが何より重要です。
そして、きちんと塗装するということは、単に塗料の選び方とか、塗り方の問題ではありません。
まず、基本的にやった方が良いことは、木の表面をちゃんと綺麗に削ることです。

これを行うと、見栄えも良くなりますし、塗装による長持ち度合いも違います。
普通のご家庭には、木の表面を削る機械はないと思いますので、紙やすりやサンダーなどを使って、木の表面を滑らかにしてから、塗装をしましょう。
塗料を選ぶ
塗料はホームセンターなどで、屋外用の中から好きな物を選べば良いのですが、
- 木目を出すか?
- 木目を出さないか?
最初に、ここを決めてしまいましょう。
今回は、
- OB様が茶色がお好きなこと
- 庭の目隠し用であること
この二つを考慮して、木目を出すタイプにしました。
こういう時に、いつも使うのは、コレです。

油性タイプは臭いがきついのですが、最近、水性タイプも発売されています。
キシラデコールを塗る時のポイント
キシラデコールは、油性で、木に浸透していくタイプの塗料です。
そのため、刷毛で塗っただけで終わらせてしまうと、塗料がたくさんついたところと、そうでないところの色むらが出てしまいます。
そこで、刷毛で塗った後、全体を雑巾で乾拭きします。
こうすることで、余分な塗料を雑巾が吸ってくれますし、足りない部分は、塗料を吸った雑巾が補ってくれるので、色むらが出にくくなります。
ちなみに、塗る木の量が少ない場合には、最初から、雑巾に塗料をしみこませて塗ってもいいです。

柱のサイズは?
板の準備ができたら、いよいよ柱に移ります。
まず、メインの柱のサイズについてです。
今回は、3寸角、つまり9cm×9cmの柱をカットして使いました。
ちなみに、柱と柱の間は、2m以内で割り振りします。
柱を何本建てるか?は、敷地や庭のサイズにもよると思いますので、臨機応変に決めていきます。
屋外の場合は、柱と柱の間が、すべてピッタリ同じ幅にならなくても、多少の差なら大丈夫です。
柱の取り付け方は?
メインの柱なので、柱の取り付けはとても重要です。
一番しっかりするのは、ブロック基礎の上に土台を敷き、柱を建てるやり方ですが、なかなか、そこまではできない場合も多いです。
四角い穴の開いたコンクリートブロックを使う方もいらっしゃいますが、どちらにしても、まっさらな平地ならば・・・という話になると思います。
今回、うちが再度作り直している木のフェンスは、作った当初も、大きなカイヅカイブキがズラズラと植えられているお庭でして、とにかく、掘るに掘れなかったので、柱は金具で受け、裏面を金物で留めております。


もちろん、お隣さんの了承あってのことなので、誰にでも真似できることではありませんが、近所づきあいが大切なのは、こういうことがあるからですね。
横桟を取り付ける
メインの柱を建てることができたら、次は横桟を取り付けます。
縦板を取り付けるための横桟なので、フェンスの高さに合わせて本数は決めましょう。
今回は、一番上と下には、大きめの横板(この間に縦板を挟む予定)を取り付け、この上下の板の間に3本の横桟を取り付ける予定です。
(ちなみに、上下の板のサイズは、幅9cm 厚み4.5cmです)
上下の板で縦板を挟む理由は、単なるデザインではなく、縦板の小口を守るためです。

縦板を取り付ける
ここまでできたら、あとは縦板を取り付けるだけです。
が、カイヅカイブキの植えられている状況に合わせているので、柱と柱の間の寸法が全部、微妙に違います。
そう言う時は、まずは、縦板の割り振りです。
大体、同じ隙間になるように、計算して、印をつけました。
さらに、縦板は、カットしたら、小口もきちんと塗ります。
上下の横板で隠れるからと言って、手抜きはできません。(小口から腐るため)

そして、もう一つのポイントがこちら。
木には表と裏があるので、手前をすべて木表で合わせます。

あとは、釘で打っていくだけ。
ちなみに、釘は、丸頭のスクリュー釘を使っております。

縦型の木のフェンスの作り方のまとめ
というわけで、できたのがこちらです。

これは間に合わなくて現場で塗りました。

今回、初めて縦型のフェンスにしたのですが、(OB様からは、好きなように作っていい!と言われてました)スッキリして、殺風景さも消えました。
追記:その後、カイヅカイブキも綺麗に切ってしまったので、こんな感じになりました。

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