子供が大きくなってきたので、そろそろ子供部屋を二つに分ける間仕切りを作りたい。
でも、もともとの、子供部屋自体、それほど、広いわけではない。
だから、子供部屋を二つに分けたとしても、エアコンをもう1台つけるのは、ちょっと・・・。
そんな悩みを持つ親御さんのために、こんなアイディアもありますよ!というお話をしておきます。
子供部屋を二つに分けるのは簡単
実際、子供部屋を二つに分けるのは、それほど難しくありません。
- カーテンで間仕切りをする
- パーティションや家具で間仕切りをする
- 間仕切り壁を作る
どの方法も、予算の差はあるものの、その気になれば実行可能なものばかりです。
一つの部屋を二つに分けるための間仕切り壁作成の工事は、工務店に依頼しても良いですが、簡単なので、diyで行っても。
ただ、気がかりなのは、
- 二つに分けた部屋で、子供たちは落ち着いて過ごせるか?
- エアコンは1台のままでOKなのか?
この二つでしょう。
エアコンのことを考えるとプライバシーが犠牲に?
そもそも、子供部屋を二つに分けるのは、それぞれのプライバシーを大事にしたいからです。
そうすると、
- 視線をさえぎる
- 音(気配)をさえぎる
- 自分のテリトリーだという安心感
この3つは、できるだけ満たしてあげたいもの。
となれば、当然、
ふにゃふにゃのカーテンよりは、パーティションや家具!
きゃしゃなパーティションよりは、どっしりした家具や間仕切り壁!
のほうが良いわけです。
でも、エアコンを1台しか使わない場合。
動かせるパーティションやカーテンを使わないと、2部屋ともエアコンを利かせることなんてできません。
つまり、プライバシーを取るか?エアコンを取るか?
非常に悩ましい問題にぶち当たるのです。
可動式のものはどうか?
そこで、
- ふにゃふにゃはしていない。
- でも、カーテンのように開けたり閉めたりができる。
そんな間仕切り壁を探してみます。
真っ先に思い浮かぶのが、可動間仕切りと呼ばれるものです。
上の写真のような、折れ戸タイプもありますが、子供部屋の場合には、スペースを有効活用できる引き戸タイプのほうがおススメです。
上の写真では、壁全体を引き戸にしていますが、壁を作って両引き戸(下の写真)にしたり、片引き戸にしても良いですね。
ただ、残念ながら、いくら可動式であっても、戸を閉めっぱなしにしちゃってたら、エアコンは1部屋しか利きません。
そのため、「開けろ!」「閉めろ!」で、子供たちがケンカする可能性は大いにあります。
和室の文化を取り入れてみる
そこで、なんとか、空気だけでも、常に行き来できるようにしてみましょう。
目をつけたのが、昔から日本の和室に採用されている「欄間」です。
もちろん、子供部屋に、昔の和室っぽいゴテゴテの欄間をわざわざ作る必要はありません。
間仕切りの壁を作る際、天井まで全部、ふさいでしまうのではなく、上の方だけは、エアコンの風が行き来できるようにオープンにしておくだけでOKです。
あまり背の高くない家具を並べても、似たような状況になります。
ただ、天井に近い壁の上部が開いていますので、
- 視線をさえぎる
- 気配をさえぎる
- 自分のテリトリー感
といったことは保たれますが、音は、どうしても聞こえてしまいます。
可動間仕切りのデザインを工夫する
このように、音の問題だけは仕方がない。
そう割り切れるのであれば、最初にお話した可動間仕切り(引き戸)のデザインを工夫してみるのも、良いと思います。
欄間の場合は、壁の上部のみしかオープンにできませんが、引き戸全体にルーバーのようなデザインを施せば、エアコンの風を、より効果的に隣の部屋に届けることができるでしょう。
上だけが開いているよりも、上も下も開いている方が空気は流れやすくなりますし、扇風機なども利用すると良いですね。
子供部屋を分ける時、エアコンは?のまとめ
いかがでしたか?
小さいうちは、共同で使えていた子供部屋も、子供がある程度の年齢になってくれば、二つに分けなければならなくなってきます。
その時、はた!と気づくのが、エアコン問題です。
そりゃあ、1部屋に1台ずつ、エアコンを付けてあげれば、申し分ないのでしょうが、
たとえば、
- エアコンの室外機を置く場所がなく、エアコンは1台しか無理。
- もともとの子供部屋が6畳~8畳しかなく、それを分けるので一つの部屋が3畳~4畳と狭い。
- エアコンをすべて稼動した時の、電気料の問題。容量の問題。
などなど、たかがエアコンと侮れないケースは、意外にあるものです。
また、エアコンのことばかり気にして、子供たちのプライバシーを犠牲にしてしまっては、本末転倒になってしまいますので、そのあたりのことも配慮しながら、自分たちらしい解決策を探っていただけたらと思います。
追記:工事なしで設置できるポータブルクーラーについての記事も書きましたので、こちらも参考になさってください。
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