基礎断熱のシロアリ対策は？

基礎断熱は、人間にとっては冬、暖かくて良いですが、

それは、シロアリ君にとっても同じですね。

実際、基礎断熱が原因と思われるシロアリ被害もあるようです。

もちろん、基礎断熱の全部が全部、ダメってわけではないのですが、

基礎断熱の施工状態によっては、シロアリ駆除の保証が効かないこともあるようなので、お気をつけください。

シロアリ駆除の保証がつかないケース

我が家は新築だもん！大丈夫。

という思い込みは危険です。

シロアリ駆除の保証は通常、5年。

なので、5年ごとに、シロアリ駆除を行っていくわけですが、

新築時に基礎断熱が、イラストのようになっていたりすると、

保証の対象外になってしまうかもしれません。

シロアリは、地面から登ってくるもの。

だから、シロアリが登れそうな場所には、ちゃんとシロアリ駆除剤を散布しておかないといけません。

でも、断熱材がくっついている部分は、散布できませんよね？

これを、解決するために、

工務店さんごとに、いろいろ工夫をされているはずですので、

ぜひ、ご自身で確認してみてくださいね。

基礎断熱のシロアリ対策

基礎断熱のシロアリ対策の中でも、

一般的なものを３つ取り上げてみました。

基礎の断熱材の下を開けておく

私が毎月zoomで、お付き合いしている工務店さんは、

基礎の断熱材の下を３ｃｍ開けているとおっしゃってました。

ただ、それだと、基礎断熱の効果がなくなるので、

白アリ駆除の後、その隙間に、３ｃｍの円形の発泡スチロールを入れているそうです。

基礎の断熱材そのものが白アリ対策

また、最近では、基礎の断熱材そのものが、シロアリを防ぐものもあります。

シロアリの保証は１０年だそうですが、

でも、ふと疑問。１０年経ったら、どうするんだろ？

基礎パッキン等を利用

基礎パッキンは、床下の換気をよくする効果がありますので、

換気が良いだけでも、シロアリに効果はあるはずです。

もちろん、寒さ対策が取られているものや、

シロアリが上ってこないように設計された基礎パッキンもあります。

こちらも保証は１０年だそうです。

まとめ

基礎断熱とシロアリ対策。

ここは、結構、悩みどころのようですね。

特に新築を建てる人にとっては、結構な大問題かもしれません。

良い商品はいろいろあっても、予算の問題もあるでしょうし。

そういう意味では、

一番最初に紹介した、隙間を開けて、隙間を埋める方法は、

とても良心的なやり方だと思います。

おまけ　中古や古家の場合はどう考える？

ただ、私自身は、この先、新築を建てるつもりもなく、もっと古い家に住みたいと思っています。

だから、この件について、どう考えているか？というと、

そもそも論として、

中古や古い家の場合、基礎断熱など、あるはずもありません。

ただ、シロアリはどこにでもいますので、

最低限のシロアリ対策は必要だと考えています。

ただし、シロアリ対策＝シロアリ駆除とは考えていないです。

中古や古い家に限らず、

家というのは、メンテナンスをし続けなければならないものです。

だから。

自分がメンテナンスできる方法で、

できるだけ、費用のかからない方法を、自分で考えると思います。