最近は「ボロ家のリノベーション」に興味のある人も増えてきました。
ただし、「ボロ家」と言ったって、その「ボロさ加減」は、千差万別。
実際、「ボロ家」をリフォームしています、リノベーションしています、という画像や動画を見ていて気づいたことがあります。
それは、
買った人は単なる「ボロ家」と思って、気づいていないようだけど、それ!「ビンテージものじゃん!」
って叫びたくなる事例が、意外にある、ある!という点です。
目次
ボロ家には2種類ある
おそらく、
多くの人にとっての「ボロ家」とは、
- 築年数が古い
- 値段が安い
- 見た目がひどい
そんな家のことです。
でも、
「ボロ家」には、
- 本物のボロ家
- ビンテージもの
の2種類があります。
ですから、
「ボロ家」を買って、リフォームやリノベーションをするつもりなら、
ぜひ!ビンテージものを選んで、少しでも、レトロオシャレな家にしてもらいたい!
そう思うのです。
ビンテージものとは?
ビンテージものとは、もともとはワイン用語です。
約20年~25年経ったものを、そう呼んでいます。
ただし、古ければ何でも良い!というわけではありません。
高級品である必要はないのですが、やはり「価値ある古い物」でなければなりません。
そこで、
「ボロ家」にとっての、「価値ある古いもの」とは何なのか?
探してみることにしましょう。
ボロ家にとっての価値ある古いものとは?
「確かに「ボロ家」は古い家が多い。」
「でも、そもそも「ボロ家」に価値あるものなんてあるのだろうか?」
そう思う人は多いと思います。
確かに、「ボロ家」にあるものと言ったら、
- 古くて見た目も汚い。
- 機能的にも良くない。
ものばかりかもしれません。
でも、
- 今、それを作れる人は、ほとんどいない。
- もし、今、作ろうと思ったら、でら(すごく)高い。
こういうものは、結構、あるんです。
サッシじゃないガラス戸
今の新しい家は、アルミサッシを使わない家なんて、ほとんどありません。
確かに、アルミサッシは、機能的ですが、なんとも素っ気ないもの。
一方、古いボロ家には、木のガラス戸が、そのままだったりします。
しかも、そこに、昔作られたガラスがはまっていたら、もう、垂涎ものです。

昔のガラスは、簡単には手に入りません!
ドアじゃない引き戸
古い家の場合、部屋の間仕切りに使ってあるのは、ドアより引き戸が多いはず。
この引き戸。
よく、見てみましょう。
特に、障子やガラス戸など、
- 「さん」の数がとても多い
- 普通と形が違う
- 色が黒光している
など、凝った造りがしてありませんか?
こうした建具も、今は職人自体、減ってしまっているので、希少です。

古い扉を組み合わせて、玄関用の収納にしてみました
素材としての木
昔の家の素材の主役は、なんといっても木です。
ところが、この木の良し悪しは、素人にはなかなかわかるものではありません。
が、往々にして、
新しいものよりも、古いものの方が、素材としての木は良い!
ことが多いのです。
たとえば、
- 建具に使ってある木。
- 床材や壁材に使ってある木。
は、もう、今では手に入らない素材かもしれません。
また、昔は、合板ではなく無垢板を使っていましたので、ちゃんと再生できます。
レトロな間取り
広々としたリビングは、素敵ですが、
一度、大きな家具を置いてしまうと、なかなか、別の使い方はできません。
一方、昔の間取りは、細切れになっていますので、大きな家具は置きにくいもの。
でも、それが、かえって、部屋をフレキシブルにします。
部屋の間仕切りに引き戸が利用されているのも、大きな利点です。
状況に合わせて、一部屋にしたり、二部屋にしたりできます。
事実、家族の状況というのは、5年ぐらいで、変わっていくもの。
その変化にも、合わせられるところが、魅力です。
それに、部屋が細切れだから、diyもしやすいですね。
まとめ
「ボロ家」というと、
- 古い
- 安い
- 汚い
それだけのイメージだったかもしれません。
でも、買う時には、ぜひ、上記の点に注目してみてください。
もちろん、ものすごく素晴らしい建具があったからと言って、
- すごく立地が悪いとか
- 家の傷みが激しすぎて、費用がめちゃめちゃかかるとか
全体的に見て、これは、割に合わない!!
そう思ったら、買わない勇気も必要です。
大事なのは、バランスです。
そこを忘れないようにしてくださいね。
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