家を建てる時に気をつけることは、
- 資金計画
- 土地探し
- 間取り
- 建築会社の選び方
といった内容で語られることが多いもの。
でも、それは、家が完成するまでの話。
現実には、家ができてからが、本当の始まりなわけで、その家に30年以上、住むことを考えれば、家のメンテナンスについても、ちゃんと理解した上で、家作りをするべきです。
特に、最近は、日本の気候風土を無視しているような形状のものも多く、少し心配です。
雨仕舞いを考えておこう
最近の家で気になるのが、軒のない家がとても多いということです。
デザイン的にはすっきりして見えますが、軒がないということは、
- 小雨でも雨が振り込んで来るので、曇りの時には窓は開けておけない。
- 日差しがまともに部屋に入るので、家具や室内の内装が日焼けしてしまう。
- 横殴りの雨が、まともに外壁に当たるので、早く外壁が傷む。
といったマイナス面があります。
確かに、軒をつけなければ、家を建てる際、建築費は抑えられます。
が、やはり、外壁、内装ともに早く傷んでしまいますので、外壁リフォームや内装リフォームの費用が余分にかかってくるのは間違いありません。

たとえば、屋根の距離はできるだけ短く。そしてできれば、雨樋はチェックしやすい形に!
素材の経年劣化を知っておこう
また、家のメンテナンススケジュール表に必ず登場する
- 外壁
- 屋根
- 内装材
については、素材を吟味して選ぶことが大切です。
最近は、メンテナンスフリーの素材もいろいろ出てはいますが、やはり、お値段は高くなる傾向にあります。
そこで、お勧めしたいのが、それぞれの素材の経年劣化を知っておく!ことです。
そもそも、経年劣化とは、
- 見た目的にきちゃない(汚い)
- 機能面において、本来の役目を果たすのが難しい
という2つの面があり、そのどちらかの理由によって、多くの人が、メンテナンスやリフォームを行ないます。
ですから、メンテナンスのかからない家を建てるには、見た目的にも機能的にも耐えられるスパンが、できるだけ長い素材を選ぶのが良いということになります。
特に、見た目に関しては、住む人の感性次第のところがありますので、熟考したいところです。

たとえば、内装材に無垢材を使うと、古くなっても、それが味となり、経年劣化もあまり気になりませんが、古びたアンティーク調なんて大嫌い!と言う人には向きません。
水周りのシステムは、ブラックボックスかも?
さらに、住まいの中で、もっとも傷みやすい水周りについても、今一度考えてみたいものです。
最近の水周りには、すべてシステムという枕詞がついており、
- システムバス
- システムキッチン
- システムトイレ
- システム洗面
をショールームで見ると、もう、至れり尽くせりで、あれもこれも!欲しくなってしまいます。
それほど、これらの水周りの機能はすばらしいものです。
ですが、ふと、v子は気づいたんです。
システムになったおかげで、不具合が出てきた時に、簡単に修理ができなくなったなぁと。
特に、機能が進めば進むほど、便利になればなるほど、ブラックボックス化していくので、もはや、大工や水道職人がちょちょいのちょいとは直せません。
結局、メーカーに頼んで、部品交換か何かになるのですが、メーカーの部品保有期間は10年程度のものが多いんです。
そんなこともあって、メンテナンスや経年劣化のことを考えると、キッチンや洗面など、DIY的に作るのもアリなのかなと思います。
なんて、偉そうなこと言っていますが、そう思えるようになったのは、下記の本の写真がとても素敵だったからです。
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まとめ
家を建てる時は、一生懸命で、メンテナンスのことまで気が回らないかもしれません。
でも、ほんのちょっと、ポイントを抑えておくだけで、極力、メンテナンスのかからない家を建てることはできます。
特に
- 雨仕舞い
- 素材
- 水周り
この3つに関して、メンテナンスを意識したv子なりの意見を書いてみましたので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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