築50年、築60年、それ以上の古い家のリフォーム費用は?

築50年以上のリフォームの考え方マイホーム購入のポイント

築50年や60年だけでなく、それ以上の古い家のリフォーム費用は、

いったい、どれぐらいなのでしょうか?

 

300万?500万?1000万?それ以上?

もちろん、その家の状況や面積次第によって費用は大きく異なります。

が。

結局のところ、リフォーム費用は、あなた次第だとも言えます。

 

 

新築と同じものを何故?求めるのか?

私は、新築系の工務店さんと、毎月zoomで話をしますが、

そこで、いっつも感じることは、

新築を建てるって、大変だなぁ・・・ってことです。

 

とにかく、

建てる土地の調査から始まって、

地盤調査、必要なら地盤改良までやって、

間取りやら素材やらも決めて、夢のマイホームを形にしていくわけです。

 

もちろん、耐震基準、断熱基準とかも、全部クリアして!です。

 

でも。

古い家を買う人が、それと同じことを求める。

というのは、ちょっと違うと思うんですよね。

 

だって、築50年とか60年、それ以上の家ですよ?

これをわざわざ買うんですから、そこには、自分なりの価値観があってしかるべきです。

もちろん、古い家というのは金額も安いので、それがメリットではあるのですが、

せっかくの、そのメリットを生かしたいなら、新築とは異なる土俵で考えるべきだと思います。

 

たとえば、耐震について考えてみる

この新築とは異なる土俵については、

私自身が家を買う時の考え方をお話しておきます。

 

今回は、多くの人が気にしてきた(そう仕向けられた?)「耐震」についてです。

 

はっきり言って、古い家を買おうとする場合、

耐震基準を気にしていたら、買うことなんてできません。

だって、絶対、あてはまっていないに決まってるんだから。

 

でも、私なら、そこは全然、気にしません。

むしろ、耐震基準を満たすためだけに、

ガチガチに家を固めることが良い・・・とは、思わないからです。

 

事実、今、私が欲しいな・・・と考えている家は、築50年どころじゃありません。

築年数不詳の家なので、耐震基準なんて、何それ?状態です。

まだ、物件自体は見に行っていないので、

その家を買うか?どうか?は、未定なのですが、

それでも、調べたいことがあるので、

この雨が落ち着いたら、まずはその土地へ行ってみるつもりです。

 

まぁ。

熱海の土石流の災害があったからってわけではないんですが、

ハザードマップを調べつつ、

現地の様子を、一通り、見てみたいな・・・と。

 

考え方は常に同じ

というのも、

家を買うという決断を下す時、私は、下記の3つを戒めにしているからです。

その3つが、こちら。

  1. 物事には絶対はない。
  2. 安心は慢心につながる。
  3. 自分なりに考えておく。

 

つまり、地震はもちろん、その他の災害についても、

自分なりの解決法を最初に考えるようにしてるんです。

 

 

だって。

心配じゃないですか?

他人が「間違いありません!」と言ったことを、そのまま鵜呑みにするなんて。

もちろん、その人自身は、とても信用できる人かもしれません。

でも、どんなことが、いつ?どの程度の大きさで起きるか?は、誰にも予想できません。

だって、私たちには「神の眼」は、備わっていないんですから。

 

家より大事なものは、自分たちの暮らし

特に最近は、「想定外」って言われることが非常に多く起こります。

実際のところ、豪雨や土砂災害、川の氾濫だけでなく、コロナだって、皆、想定外でしたよね?

 

まぁ、ある意味、私は疑り深いひねくれもののチキンです。

だから、耐震基準を満たすために使うお金と自分の安心感を天秤にかけた時、

実にバカバカしいと思っちゃったし、

自分なりの解決策を考えておかないと心配で夜も眠れません?(笑)

 

築50年以上のリフォームの考え方

 

もちろん。

逃げる暇もなく一気に崩れるような家には住みたくありません。

大事な家族がいますからね。

でも。

逃げる暇を与えてくれる粘りのある家なら、いいじゃないか・・・と。

 

それに、大事なのは「家」そのものよりも、「自分たちの暮らし」をどう守るか?の方ですから。

 

まとめ

多くの専門家らしい人が、

築50年や60年以上の古い家は、耐震基準がクリアできていないので、リフォーム費用がかかると言います。

 

でも、一度、ぜひ考えて欲しいんです。

耐震基準をクリアしただけで、本当に自分たちの暮らしは守れるのだろうか?と。

 

現実的なことを言えば、

被害が小さそうに思える「床下浸水」だって、元に戻すのがどれだけ大変か!

だから、それ以上の災害ともなれば、おそらく想像を絶するはずなんです。

 

そういう見えない現実を無視して、

家の耐震ばかりを執拗にクローズアップするのは、

むしろ、多くの人の想像力をそぐんじゃないか?

最近は、そんなことを考えています。

 

日本人は教育的に、重箱の隅をつつくようことは得意です。

が、どうしても全体で物事を見るということが不得手になりがちです。

でも、そろそろ「新築への過信」を見直す時期に来ているんじゃないでしょうか?

 

その過信に気づき、対策を自分なりに考えるだけでも、

古い家のリフォームは、今よりもっとラクになってくると思いますよ。

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