人間にとって、住まいは必要なものです。
でも、だからと言って、
必要以上に
- 新しすぎる
- 綺麗すぎる
- 便利すぎる
家を手に入れようとすれば、
大きな借金をすることになります。
もちろん、
- 借りられる額ではなく返せる額の住宅ローンを組んだり
- ファイナンシャルプランナーに資金設計を依頼したり
ちゃんと自己防衛をされているとは思います。
が、それでも、
「何が起きるのか?わからないのが人生」です。
今回のコロナは、それを私たちに思い出させてくれました。
ローマ帝国の時代から
今の生活や社会がそのまま、ずっと続くのだ。
と、つい思い込んでしまう癖は、
ローマ帝国の時代から、ずっと変わっていないようです。
ローマ帝国時代。
雷に打たれた多くの黒焦げ死体が、そこかしこに、いくつも転がっているというのに、
自分だけは、雷に打たれることはない。
いや、それどころか、槍が降ってきたとしても、自分だけは大丈夫。
そんな思い込みを、ローマの哲人「セネカ」は嘆いています。
習慣によって可能性は無視される
確かに、私たちが生きている間には、いろんな可能性が存在しています。
- 地球が滅亡するとか日本が沈没する可能性もあるし、
- もしかしたら、隕石が落ちてくるとか、
- 飛行機が落ちてくるとか、
どの可能性もゼロではありません。
でも。
そんな可能性に気持ちを向ければ、
一歩も外を出歩けなくなるし、
イヤ、どこにいても、不安に駆られて生きていられなくなるでしょう。
だからこそ、
習慣にないことは、頭から消してしまう。
これは、私たち人間にとっては、とても都合のいい能力です。

可能性の話はこの本が面白い
自分の時間は有限だということ
ただし、唯一、忘れてはならないことがあります。
それは、
自分の時間は有限だ・・・ということです。
しかも。
何歳まで生きようとも、人生は、短いものです。
そこを無視することなく、
自分の時間を、何と交換するのか?
今こそ、考えてみるべき時だと思います。
家と借金
日本では、毎年、多くの人が新築を建てたり、買ったりしてきました。
実際、銀行も国も、喜んでお金を貸してくれます。
でも、家のためのお金を払うために、
多くの人が、自分の時間を切り売りしています。
もちろん、家族のため、子供のためであることはわかっています。
ただ、お聞きしたいんです。
本当に「そこまでの住まい」が必要なのか?と。
「絶対に!必要なのだ」
とおっしゃるのなら、他人の私が言うことは何もありません。
が、もしも。
- 他の人も同じようにやってるから。
- 汚い家だと恥ずかしいから。
そんな理由から、
自分の時間を切り売りしているのだとしたら、
本当に無駄にしているのは、何か?
一度、考えてみてほしいと思います。
まとめ
嵐の大野君が主演したテレビドラマ「死神くん」では、
死ぬ前に「死神くん」がやり残したことを手助けしてくれる。
そんなお話でした。
軽めに作ってはありましたが、
それでも、気を抜くと、かなりドキッとするドラマでした。
そうです。
基本、私たちは、臆病者です。
だから、自分が死ぬことは、考えたくはありません。
だから、敢えて言葉を変え、
自分の時間を、何と交換するのか?
一度、考えてみると良いと思います。
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