住まいの省エネって、本当にエコなの?

住まいの省エネは本当にエコなの?マイホーム購入のポイント

住まいの省エネが叫ばれ続けています。

そりゃあ、地球のため省エネはしたいです。

でも。

なんか、違わない?

と思うんです。

 

省エネのための高気密、高断熱

今の家造りは、省エネのため、高気密、高断熱化しています。

発砲スチロールの泡みたいなのを、隙間に詰め込んだりして、

「そりゃあ、隙間風なんてないだろうよ。」

「そりゃあ、部屋もあったかいだろうよ。」

とは思います。

 

でも。

なんていうか。

これって、本当に人間が住む家なんだろうか・・・

と思ってしまうわけです。

 

ねぇ?臭くない?

そもそも、私は、においが得意ではありません。

アロマたっぷりの香りの洗剤、香りの柔軟剤でも、

殺人兵器か!!

と思うほどです。

 

だから、スーパーで買い物中に、

そんな香りをふりまいている人がいたら、

鼻を詰めた状態で、逃げます。

思わず「くさっ」と言ってしまいそうになるのを、グッと我慢しながら。

 

そんな状況なので、

高気密高断熱は、臭いんじゃないか?と思うのです。

というのも、

家には、いろんなものが持ち込まれます。

  • 接着剤をたっぷり使った家具とか
  • くさやの干物とか
  • 汗まみれの体操服とかetc.

え?

換気扇を回せば大丈夫?

換気システムがついてるから、OK?

空気清浄機つけるから、問題ない?

 

えっと。

その換気システムとか、換気扇とか、空気清浄機とか、

それって、電気使うんですよね?

 

ねぇ?高くない?

もう一つ、心配事があります。

確かに、高気密、高断熱の夏は涼しく、冬は暖かい!

その機能は、すっごくステキです。

 

でも。

そういう家を建てようとしたら、

お金、どれぐらい借りなきゃいけませんか?

きっと、夫婦そろって、働いて、何十年もお金を返し続けるんですよね?

 

もちろん、

「いやいや。うちは、金あるから大丈夫。」

そう言い切れる人なら、問題は起きないでしょう。

 

でも。

もし、多額の借金を返すために、

  • 家族との時間を犠牲にして働く
  • 料理も手抜きばかり
  • 家の片付けもままならない

なんてことになってしまったら、

家が省エネであるメリットって、一体、どこにあるんでしょうか?

上っ面ではなく、本当の省エネを考えよう

前の記事でも書きましたが、

私は、

リスクに備えるためには、持ち家の方が良い。

そう思っています。

 

でも。

自分が想像できない先まで、借金を背負うのは良くない。

そうも思っています。

 

それは、省エネやエコと言う観点から見ても同じです。

空き家がすでに80万戸もあるのに、

新しく家を建てることの方が、よほど、無駄なエネルギーを使っています。

 

それに、発砲スチロールにしろ、換気扇にしろ、空気清浄機にしろ、

大きな目で見たら、絶対に、エコではありません。

なぜなら?

それらは、結局、捨てられる運命にあるから。

※リサイクルするには、余計にエネルギーがかかります。

 

こうした感覚は、

家を解体したことがないと、なかなか実感できないかもしれません。

でも、それでも、

災害時に出される大量のゴミの様子を見たことがあるでしょう?

あれは、決して他人事ではありません。

社会のインフラがきちんと整っている時は、見えない部分です。

でも、そのインフラが一部でも壊れれば、即座に自分事になる!のです。

 

もちろん、災害に見舞われることもなく、一生を過ごす場合もあるでしょう。

が。

それでも、そこに人が住まなくなれば、

いずれ、家は朽ちていきます。(高気密高断熱でも、長期優良住宅でも同じ)

その処理を、一体、誰がするのか?

そこまで、考えていますか?

 

住まいの省エネは本当にエコなの?

なんにでも使えるちゃぶ台は、すごい。

 

まとめ

新築を建てたい工務店は、

あなたに、

「こんな家がいいですよ。」

「ああしたら、どうでしょう。」

と、たくさんの夢物語を見せてくれます。

 

住宅ローンの借り入れも、

「大丈夫ですよ。返せますよ。」

「おまかせください」

と安心させるようなことばかり言うでしょう。

 

折も折。

とあるハウジングセンターの広告にこんな情報が掲載してありました。

 

低金利の住宅ローンを活かそう!
固定金利が適している人

  • 30~35年と長期の返済になる
  • 妻が専業主婦やパートなどで家計の余裕が少ない
  • 子供を大学まで通わせたい
  • 自己資金が少なく、借入額が大きい
  • 収入があがらない。下がる不安がある

 

確かに。

上記のような人は、変動金利より固定金利が向いています。

が。

そもそも。

上記のような条件の人に、新築を建てさせよう!

ということ自体、無茶なんじゃないか?

と、私は思います。

 

また、現在は「まさか!?」

という事態が、コロナウィルスによって起き始めています。

こうしたことをきっかけにして、

工務店やハウスメーカーに惑わされることなく、

  • 自分なりの「本当の安心・安全」
  • 自分なりの「本当の省エネ・エコ」

をぜひ、考えてみて欲しいと思います。

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