隙間風は寒いが役に立つ?

隙間風田舎の古い家で楽しく暮らす

古い家は新築よりも隙間風が入ってきます。

たとえば、

  • サッシじゃなくて木の建具だったり、
  • 断熱材が使われてなかったり、

原因はいろいろです。

でもまぁ、隙間風=自然換気の一部であることは間違いありませんし、

悪いことばかりでもありません。

 

 

C値ってご存知ですか?

隙間風と言えば、C値ってご存知ですか?

C値とは、住まい全体の隙間面積を延床面積で割って算出します。

つまり、C値が小さいほど隙間が少ない住まいといえます。

たとえば、

延床面積が40坪の住まいでC値が1.0だった場合は、隙間面積が132㎠になります。

つまりこの住まい全部の隙間を一つに集めたら、はがき1枚弱の大きさになります。

隙間風

実は、このC値、最初は住宅の気密性を示す数値として用いられていました。

が。現在は、C値の基準そのものが削除されてしまっています。

まぁ、これに関しては、いろんな事情があったようですが、

C値は消えても、

新築住宅には気密性が必須!!

という世の中のスタンスは変わっていません。

 

高い気密性のメリット・デメリット

確かに、高い気密性があれば、

  • 寒くない
  • 湿度も少ない
  • 内部結露を起こさない
  • 外からの汚染物質を防ぐ

といったメリットはあります。

 

でも、そのためには、絶対に必要なもの!が2つあります。

それが、

換気と電気です。

 

特に高気密の家に「計画換気」は必須です。

汚染物質をため込まないためにも、24時間換気をし続ける必要があるからです。

 

当たり前だと信じる怖さ

ただ・・・最近は、ひと昔前とは違います。

普通に、当たり前が消えてなくなる。

そういう事態が頻発しています。

 

たとえば、もし、今。

大雨が降り、あたり一帯が停電してしまったら?

高気密の家は、大事な大事な24時間換気ができなくなります。

 

そんなの、起きるかどうか?わからない!

そう思う人も多いのかもしれません。

でも。

私の父は警察官でした。

とにかく、いろんな災害を知っていた父からの教えもあり、

私は、高気密の家に、憧れではなく、恐怖を感じるのです。

 

だから、たとえ、隙間風があろうとも、

高気密の家より、古い家がいい。

私自身は、そう思っています。

 

隙間風は役に立つ?

古い家に、隙間風はつきものです。

でも、そんな隙間は防げばいいだけのこと。

実際、木の建具をアルミサッシに変えても、住んでみると、なんか寒い。

そんなことは、いくらでもあります。

だから、ガンガン、石油ストーブをたいたりします。

でも、隙間風があると、換気しなくても、大丈夫です。(笑)

 

ただ、灯油代は結構、高いです。

でも、住宅ローンほどじゃありません。

 

正直言うと、私は大の寒がりです。

だから、寒いの大嫌いです。

でも、それでも、最初から得体の知れない(ゴメンね)高気密の家より、

自分の手で、一つ一つ、快適にしていく家の方が安心です。

 

それに、借金もないので、

いっそのこと、暖かい地方に引っ越してもいいかな。

なんてことも、思います。

まとめ

多分、私は、あまりに自然からかけ離れたものを信じ切れないのだと思います。

もちろん、私だって、いろんな文明の利器の恩恵は受けています。

でも。

アナログだった昔を知っているからこそ、

何かがダメになっても、もとに戻ればいいじゃん。

そんな、逃げ場がある方が、安心なんです。

 

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