マイホームや家づくりにおいて、一番大切なのは、資金計画だというお話しをしました。
が、だからと言って、目の色変えて、
マイホームに「安さ」ばかり求めるのは、ちょっと違います。
いわゆる「安かろう、悪かろう」のマイホームでは、
長期にわたるローンもつらくなるばかりですし、
何より、家づくり自体が楽しくありません。
また、今回のコロナによって、
社会生活はもちろん、私たちの暮らしも大きく変わり始めています。
そうした部分も、見据えた上での家づくりを考えたいですね。
夢をかなえる時に、大事なことは?
マイホームの夢をかなえる時、
今は、
- 新築で夢をかなえたい人。
- 古家をリノベーションして夢をかなえたい人。
この二つに分かれると思います。
ただ、どちらも、夢を広げすぎる前に、注意しておいてほしいことがあります。
それは・・・
- まずは、自分をよく知ること。
- そして、家そのものについてよく知ること。
です。
誰だって、夢のマイホームにしたい。
それは、皆、同じです。
でも、それが、かえって落とし穴になります。
実際、長い目で見て成功か?失敗か?は、
どれだけ、自分の先入観やイメージを払拭できるか?にかかっています。

かわいい!だけで大丈夫?
アフターコロナで変わっていく世界
なぜ?先入観やイメージが邪魔になるのか?
言うまでもありません。
アフターコロナの世界は、今までとは異なる世界になっていくに違いないからです。
事実、この3か月で、私たちの暮らしは大きく変わりました。
ステイホームが推奨され、テレワークやオンライン授業など、
今年のお正月には想像もしていなかったことが、
ものすごいスピードで進んできたのです。
不要不急という言葉も定着し、
私たち自身、これは要?これは急?
そんなふうに、自問自答することも増えたはずです。
そんな中での家づくりです。
本当に必要なものは、何なのか?
今こそ、じっくり考えるべき時です。
「要」で「急」なのは、何?
目に見えないウィルスが、あっという間に世界を変えています。
いろんな情報に触れるたび、大事だな・・・と思うのは、
- 住む場所は必須だ
- ステイホームもしないといけない
- 楽しい人生にしたい
ということです。
このコロナ禍が始まる前までは、
- あの自動機能は便利だよね~。欲しいな。
- システムなんちゃらは、ステキ。
- 子供部屋は、最低6畳いるよね。
- 交通の便がいい所に住みたいよね。
- すてきな家具や、大容量の収納スペース欲しいな。
な~んてこと、思ってましたけど、
よくよく、考えたら、これら、み~んな不要不急かもしれません。
なぜって、
- 自動のものは、壊れた時が大変だ。
- システムなんちゃらだって、時を刻めば古くなる、汚くなる。
- 子供部屋が、子供を育てるわけじゃない。
- 交通の便が良いと、感染症リスク高い・・・。
- ステキな家具も邪魔になる時が来るし、収納スペースに不用品があふれる。
これが、現実だから。
付属物はそぎ落とす
今のマイホームは、まさに至れり尽くせりです。
設備も便利で高機能。
この流れは、今まで、ず~っと加速し続けてきました。
でも、今回、
「ステイホーム疲れ」なんて言葉もあったように、
家で過ごすことを苦痛に感じた方は多かったようです。
不思議ですよね?
せっかく、夢にまでみた「マイホーム」で過ごしているというのに?
そう。
今回のことで、少しずつ見えてきたはずです。
便利さや高機能さは、人が楽しく住まう上では、それほど必須ではないんだ・・・
ということが。
むしろ、余分な付属物はそぎ落とす。
そんな覚悟で臨む家づくりの方が、
- ステイホームを楽しめる
- 人生を楽しめる
- より自分らしい家づくり
になるように思います。
まとめ
アフターコロナの世界が、現実にどうなっていくのか?
そこは、わかりません。
でも、たった3ヶ月、自粛生活をしただけで、
自分自身の価値観の変化に気づいた人は多いはずです。
おそらく、家を売る側、建てる側は、
その変化を無視した形で、
今までと同じ家づくり、マイホームを勧めてくるでしょう。
もしかしたら、コロナ不安に付け込み、ことさらに、安さを強調してくるかもしれません。
でも、住むのはあなたです。
マイホームの主人公は、あなた自身。
住まいもひっくるめての人生なんだ・・・ということを忘れずに。
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